スリランカのもっとも重要な仏跡はアヌダーダプラの菩提樹とキャンディーの仏歯寺だろう。両者ともホントかなーというところはあるが、スリランカ人はまったく疑わない。
アルメニア、イエルバンにあるノアの箱舟の破片に比べれば、はるかに信憑性はあるが、とりあえず見てみないことにはとキャンディーに着いてすぐに仏歯寺へ向かった。
仏歯寺にはその名の通り仏陀の歯が祀られている。仏陀の死体が焼かれた際に隠してスリランカに持ち込んだという話だ。 仏陀の遺骨はそれが元で国家間の争いが起きるほどもめた末に8つの国に分けて譲渡されたと聞く。そんな中、歯を持ち帰ることなどできるのだろうか?
仏歯寺は敷地へ入るのにセキュリティーチェックがあり、仰々しい。寺の横で入場料を払って、靴を預けて中へ入る。お寺は増築がなされたようで、中央に古そうな建物があり、それを囲むように別の年代の建物が建てられていた。中央の建物に仏陀の歯は収められてるようで、2階に上がり、古い建物と連結された通路のような空間に巡礼者はきて、仏歯が納められた建物の扉へ巡礼していた。この扉は1日に3回プージャのときに開くという。あと1時間で3回目のプージャらしいので扉の前で待つことにした。
床に座って後ろの壁によりかかりスリランカ人巡礼者と一緒に待っていると、どんどん人が増えてきて、扉の前には欧米人と中国人で埋め尽くされてしまった。下の階から銅鑼が鳴り始めて、なにやら始まりそうだ。さらに人は増えて、部屋中に熱気がこもり始めた。なにやら別の列が壁沿いにできていて、その列の人は大きな供え物をもっている。まだ扉は閉まったままだが、その列の人達は扉の建物の中へ横から入っていく、彼らは奥まで行けるようだ。
すると、仏歯のある扉が開いた。欧米人、中国人は押し合いへし合いなんとか扉の前に行こうとする。ガイドと来ている観光客はガイドがなんとか仏歯を見せようと、ぐいぐい中へ入りこむのでたちが悪い。最初からいたローカルは完全に追いやられてしたっている。欧米人と中国人はケイタイで写真を撮ろうと必死でまったくゆずらない。大変なことになってるなーと後ろから扉の正面に立ち背伸びをして、扉の中を見ると。だいぶ奥に金色のコーン型の装飾されたものが見えた。「え?これ?」と思ったがすぐに横から欧米人に押されて出口のほうへ追いやられた。どうやら仏歯は通常入れ物に入っていて、見れるのは入れ物までらしい。
すると、仏歯のある扉が開いた。欧米人、中国人は押し合いへし合いなんとか扉の前に行こうとする。ガイドと来ている観光客はガイドがなんとか仏歯を見せようと、ぐいぐい中へ入りこむのでたちが悪い。最初からいたローカルは完全に追いやられてしたっている。欧米人と中国人はケイタイで写真を撮ろうと必死でまったくゆずらない。大変なことになってるなーと後ろから扉の正面に立ち背伸びをして、扉の中を見ると。だいぶ奥に金色のコーン型の装飾されたものが見えた。「え?これ?」と思ったがすぐに横から欧米人に押されて出口のほうへ追いやられた。どうやら仏歯は通常入れ物に入っていて、見れるのは入れ物までらしい。
振り返ると扉は閉じられて、ハイここまでーという感じで、見れなかった人が肩を落としていた。扉があいてたのはものの10分程度だ。どうせ入れ物しか見れないなら、来た人全員にゆっくり見せてあげればいいのにと思いながら、お寺の参道を歩いて出口へ向かった。
日が落ちた後のライトアップされた仏歯寺は威厳が漂っていた。