2016/JAN/3 「染み入るシジミ味噌汁」

シメン国立公園は大地が隆起したような山なので基本的になだらかな道のりだ。今回のトレッキングではブハイット山だけかすこし傾斜のある登りだ。シリューとスーザンはここまで高山病に悩まされていたが、何故か一人だけ4000mを越えようとしてる今でも全く影響を受けなかった。この分ならキリマンジャロもすんなり登れそうだ。

800m
の登りは2時間とかからずに登りきり山頂にたどり着いた。ガイドに言って早めに出発したので山頂には誰もいなかった。シリューとスーザンはまだ遠く下の方を登っている。大きな声で空へ叫んでガイドと祝福した。

空は青かったが太陽は雲で隠れて寒かった。エチオピア最高峰のダシャン山はその雲のせいで見れなかったが、山頂からは360°の眺めが見られた。

チェネックへ下り、昼飯を食べてから車でゴンダールへと向かった。

車はL shape hotel の前に着いた。ホテルの人にマナミさんの旦那のハプティに連絡して貰い二人とおちあった。移動が面倒なので今夜はL shape hotelに泊まろうと思ったが安い部屋はいっぱいだった。マナミさんに他のホテルへ連れていってもらったが何処も埋まっていて、結局、元いた宿に戻ることにした。ハプティはあんまり安全な場所ではないと再度忠告してくれた。

その日二人は夕飯に招待してくれ、彼らの家で手料理をご馳走になった。家はハプティのお姉さんから借りてるといい、現地の人が住んでる家よりかなりグレードが高いらしい。ただエチオピアの家にはキッチンの流し台がなく洗面所の水をタライに貯めて食器を洗うのが辛いそうだ。現地人の住む家は家賃500ブル程度からあり、トイレも水道も家の中にはないらしい。ちなみに彼らの家は家賃2000ブルだったが、かなり滞納しているらしい。

マナミさんはスイートチリソースの炒めものを作ってくれ、フリースドライのシジミ味噌汁もいただいた。随分久しぶりの味噌汁は身体に染み入るようだった。やはり日本食は落ち着く。







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