2016/JAN/4 「世界中の好きな場所」

昨日トレッキングから戻ったので、今日は1日休みにしようと考えていた。ただしトレッキングパンツがまた破れたので修理が必要で、そのことをまなみさんに話すと旦那のハプティもズボンを修理するから一緒に行こうということになった。

二人と昼前に待ち合わせをして修繕屋に行った。その後、そのまま二人と昼飯を食べて、ハプティの実家を見に行くことになった。マナミさんに「エチオピアの普通の家を見たいか?」と聞かれて、見たいと言うとそういう流れになったのだ。

ハプティの家はゴンダールの中心部からはすこし離れたエリアにあった。外観がそうとうキテいて、扉を開けると細い外部通路があり、そこはもっとヤバかった。水道がないので全ての水仕事をその通路で行い、コーヒーもそこでいれていた。部屋の中は思ったより清潔で、そこでコーヒーを出してもらい、ハプティの家族と挨拶をした。英語は話せないがお父さんもお母さんも笑顔で迎えてくれた。お姉さんがちょうど昼食に来ていて、お姉さんの娘もいた。英語の少し話せるお姉さんと話をすると、今夜はお姉さんの家でディナーを食べようということになった。

明日はラリベラへ行くので一度宿に帰り、準備をした。数日前にメケレへ行き、ダナキルツアーに参加した綾ちゃんからメッセージが来ていて、「今、ツアーから戻ってきて、明日ラリベラに向かいます」とあった。彼女たちはダナキルツアーに行ったので、ラリベラのクリスマスには間に合わないと思っていたが、メケレで効率よくツアーに参加できたようだ。

夕方にハプティとズボンを取りに行き、お姉さんの家に行った。お姉さんの家は実家よりも綺麗でTVやパソコンも置いてあった。キッチンにはインジェラ焼き器が見える。ハプティのお父さんとお母さんも来ていて、お姉さんの二人の娘も駆け回ってお父さんを困らせていた。ソファに座ると使用人の女の子が水瓶とタライをもって来て、手を洗わせてくれた。エチオピアでは地方の村から町に出るために、こうやって使用人になる女の子が多いそうだ。

夕食はアクスムの地方料理だという豆をこねて、さらにホイップクリームのようにスムースにした物だった。豆とは思えないほど滑らかで美味しかった。食後に使用人は何度もコーヒーを入れてくれた。今夜もハプティとマナミさんは車で宿まで送ってくれ、ゴンダールの祭、ティムカットの時に戻って来なよと言い、その時は家に泊まればいいと言ってくれた。ゴンダール滞在は二人のおかげで本当に楽しいものになった。また大好きな町が一つ増えたなと嬉しくなった。世界中に好きな場所が増えるのは本当に幸せなことだ。






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