ふと目が覚めて時計を見ると5:22だった。アラームは4:30にセットしたはずだ。一瞬目を疑って横を見ると綾ちゃんがスヤスヤ寝ている。もう一度時計を見るがやはり5:22だ。
しまった!と思い綾ちゃんをすぐに起こす。綾ちゃんはわりと冷静に「もう、間に合わないかなー」と言った。「まだ分からないよ。すぐに出れる?」と聞くとすぐに起き上がって、寝袋をつめはじめた。綾ちゃんのバッグを外に出して、サンダルをはいた。
とりあえず綾ちゃんのバッグを背負い、二人で走ってバスターミナルへ向かうことにした。すでに5:30だ。二人で走りはじめたが、標高がありすぐに息が切れる。できる限り早く歩くが、辺りは真っ暗でライトで照らしながら歩いた。バスターミナルまではアップダウンで二キロはあったが、なんとか5:50にバスターミナルにたどり着いた。我ながらなかなかのタイムだ。すぐにバスを探す。客引きにアディス行きと告げるとこっちだと奥のバスへ連れていってくれた。そこにはアディス行きのバスが待っていた。良かったーと息を整えると汗だくなことに気がついた。ダウンを脱いで綾ちゃんに別れを言った。「一人のときは知らない人にはついていっちゃダメだよ。昨日岩窟教会で神父に旅の安全を願ったからきっと助けてくれるよ」と告げて元きた道を歩き始めた。今日は朝からかなりの運動量だ。
少し早めに荷詰めを終え、マナミさんに借りたテントをたたみ、汚れた床面を拭いた。レセプションに預けて、「ジョーニーが後で取りにくる」と伝えると笑顔を見せて了承してくれた。
8時に来ると聞いていたピックアップは8:18になっても現れず、焦ってジョニーに電話すると「すぐに行くから1分待ってろ」という。ジョニーの1分は前回は30分だった。
ジョニーが来て、車に乗るとしばらく走って、別の車に乗り換えた。どうやらこれがエチオツアーの車らしい。それから何件かのホテルを周り3人ほど客を乗せて町を出た。ジョニーにお礼をいい別れを告げた。ジョニーは車を降りるときに「またゴンダールに戻ってこい」と言った。ゴンダールにはたくさんの友達ができた。
メケレには夕方6時に着き、そのままエチオツアーに連れていかれた。彼らの車でタダで送ってもらったのでここでツアーを組まない訳にはいかない。一緒に乗ってきたスイス人とロシア人がツアー会社と話を始めたので先にホテルを探しに行くことにした。欧米人と一緒だと値引きが難しそうだったからだ。綾ちゃんからは最安で300ドルだと聞いていた。彼女達は日本人四人で申込み頑張っても350までしか落ちなかったらしい。
聞いていたホテルは、今夜は水が出ないというのでその前に建つホテルにした。Wifiはないがホットシャワー付で130ブルは悪くない気がした。この2日シャワーを浴びておらず、ダナキルツアーでは四日間シャワー無しなので、どうしても今夜はホットシャワーを浴びたかった。
エチオツアーに戻り誰もいない時を見計らって交渉を始めた。「ダナキルツアーの値段は?」「日本人なら400でいいよ」「300がいい」「350が限界だ」「友達が1週間前にここで300でツアーに行ったんだよ」「それは大人数だったからだろう」「いや、女の子一人だよ」「どんな女の子だ?」「ほら、眼鏡をかけた小さな日本人の子」「。。。。分かった300だ。ただし他のツアー客には400だと言え」。眼鏡の小さな女の子は口から出任せだったが、なんとか聞いていた最安値まで下げることができた。今日は朝から疲れたが、なんとか全て上手くいったなーと達成感が込み上げてきた。明日から四日間ダナキルツアーだ。飯を食って、早く帰って寝よう。
しまった!と思い綾ちゃんをすぐに起こす。綾ちゃんはわりと冷静に「もう、間に合わないかなー」と言った。「まだ分からないよ。すぐに出れる?」と聞くとすぐに起き上がって、寝袋をつめはじめた。綾ちゃんのバッグを外に出して、サンダルをはいた。
とりあえず綾ちゃんのバッグを背負い、二人で走ってバスターミナルへ向かうことにした。すでに5:30だ。二人で走りはじめたが、標高がありすぐに息が切れる。できる限り早く歩くが、辺りは真っ暗でライトで照らしながら歩いた。バスターミナルまではアップダウンで二キロはあったが、なんとか5:50にバスターミナルにたどり着いた。我ながらなかなかのタイムだ。すぐにバスを探す。客引きにアディス行きと告げるとこっちだと奥のバスへ連れていってくれた。そこにはアディス行きのバスが待っていた。良かったーと息を整えると汗だくなことに気がついた。ダウンを脱いで綾ちゃんに別れを言った。「一人のときは知らない人にはついていっちゃダメだよ。昨日岩窟教会で神父に旅の安全を願ったからきっと助けてくれるよ」と告げて元きた道を歩き始めた。今日は朝からかなりの運動量だ。
少し早めに荷詰めを終え、マナミさんに借りたテントをたたみ、汚れた床面を拭いた。レセプションに預けて、「ジョーニーが後で取りにくる」と伝えると笑顔を見せて了承してくれた。
8時に来ると聞いていたピックアップは8:18になっても現れず、焦ってジョニーに電話すると「すぐに行くから1分待ってろ」という。ジョニーの1分は前回は30分だった。
ジョニーが来て、車に乗るとしばらく走って、別の車に乗り換えた。どうやらこれがエチオツアーの車らしい。それから何件かのホテルを周り3人ほど客を乗せて町を出た。ジョニーにお礼をいい別れを告げた。ジョニーは車を降りるときに「またゴンダールに戻ってこい」と言った。ゴンダールにはたくさんの友達ができた。
メケレには夕方6時に着き、そのままエチオツアーに連れていかれた。彼らの車でタダで送ってもらったのでここでツアーを組まない訳にはいかない。一緒に乗ってきたスイス人とロシア人がツアー会社と話を始めたので先にホテルを探しに行くことにした。欧米人と一緒だと値引きが難しそうだったからだ。綾ちゃんからは最安で300ドルだと聞いていた。彼女達は日本人四人で申込み頑張っても350までしか落ちなかったらしい。
聞いていたホテルは、今夜は水が出ないというのでその前に建つホテルにした。Wifiはないがホットシャワー付で130ブルは悪くない気がした。この2日シャワーを浴びておらず、ダナキルツアーでは四日間シャワー無しなので、どうしても今夜はホットシャワーを浴びたかった。
エチオツアーに戻り誰もいない時を見計らって交渉を始めた。「ダナキルツアーの値段は?」「日本人なら400でいいよ」「300がいい」「350が限界だ」「友達が1週間前にここで300でツアーに行ったんだよ」「それは大人数だったからだろう」「いや、女の子一人だよ」「どんな女の子だ?」「ほら、眼鏡をかけた小さな日本人の子」「。。。。分かった300だ。ただし他のツアー客には400だと言え」。眼鏡の小さな女の子は口から出任せだったが、なんとか聞いていた最安値まで下げることができた。今日は朝から疲れたが、なんとか全て上手くいったなーと達成感が込み上げてきた。明日から四日間ダナキルツアーだ。飯を食って、早く帰って寝よう。