2015/DEC/15 「退避勧告」

昨日試しにスーダン領事館にビザの受け取りに行ってみると、やはりまだできてないと言われた。粘ってみたが受け取りは予定より1日短い水曜午後ということだった。

朝起きて、屋上で筋トレをしてからレセプションに降り,朝食用のパンを買いにいった。ここのところ毎日同じ行動パターンだ。パン屋は若い男に聞くと11ポンドとボッてくるので椅子に座ってるおじさんにいつも頼むことにしている。彼は定価の1ポンド3枚で売ってくれる。同じように八百屋もボってくるが、大きなキュウリ1本を1ポンドで買うことにしていた。毎朝2ポンドだと言われるが無視して1ポンドだけ渡して立ち去ることにしていた。毎日同じ会話なので向こうもいい加減1ポンドしか払わないのは分かっているが笑顔でボろうとする。もはや毎朝の決まった挨拶みたいなものだ。

宿にもどりツナ、チーズ、トマト、キュウリをパンに挟んでサンドイッチを作りお茶を沸かして、朝食を取った。栄養が偏るので毎朝のサンドイッチは重要な役割をはたしている。

昨日本田さんがメールで今エチオピアにいる旅人からの情報を転送してくれた。スーダンからの国境を越えたところからゴンダールまでの村で民族紛争が起こり、道路が封鎖されてしまったという。数日前に通過した旅人は森からナタを持った山賊みたいな輩があらわれ、タクシーを止められ尋問を受けたという。その間タクシー運ちゃんは拳銃を向けられていたらしい。

外務省の海外渡航安全ページを見るとアディス・アベバで手榴弾のテロがあったと載っていた。さらにエチオピアはエリトリア、ソマリア国境付近は退避勧告(レベル4)が出ていて、さらに北東部、東部エリアは渡航の延期(レベル3)が出ていた。エチオピアは外務省の地図では黄色(レベル1)からオレンジ(レベル3)、赤(レベル4)にきれいにグラデーションがかかっている。隣国ソマリアは完全に真っ赤(レベル4)だ。昔は黄色の地域は‘注意して進め’オレンジは‘急いで抜けろ’赤は‘止まれ’だと思っていたがこれからはもう少し慎重に行く必要がありそうだ。

最新情報ではブルンジの首都で銃撃戦がおきていて、手榴弾が飛び交っていることがわかった。季節的にはアフリカ南下に調度いいが、治安的にはベストシーズンとはとても言えないようだ。

昼過ぎにショウ君、綾ちゃんとコシャリ屋で昼飯を食べにいった。この店はコシャリも4ポンドと安く、さらに小鍋に入れて蓋をして作るパスタがあり旨くて安かった。何度も通っているのでコシャリ屋の兄さんも顔なじみで二人を連れて行くとおおいに喜んだ。もどってくると彼らはヌビア村に先日撮った写真を渡しに行くと出て行った。



数日前にカズ君とルクソールへ行ったシオリンから今日の午後にアスワンにもどってくると連絡があった。またここで綾ちゃんと鉢合わせになり一触即発になるなーと不安がよぎる。ここにも退避勧告(レベル4)が必要だ。





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