2015/DEC/8 「カイロで一番の中華」

昨日無事に東アフリカビザが取れたので夜行でアスワンに向かおうかと思ったが、ルクソールへ向かった綾ちゃんからメールでアスワンのスーダン領事館は水曜、金曜、土曜休みかもしれないと教えてくれた。焦って調べてみると今年7月後半に行ったひとは水曜休みとブログに書いていた。明日は水曜なので今夜出発するとアスワンに無駄にいることになる。明後日の夜発かなーと少し考える。

宿に置いてあったガイドブックを開いてパラパラと眺めていると、ナイル川中流の遺跡が目にはいった。そう言えば10年前に来たときはアレキサンドリア、カイロ、ルクソール、アスワンしか行ってなかったが、ナイル川中流には他にも有名な遺跡がいくつもあった。

ハトホル神殿とホルス神殿は共にエジプトの中でも一番保存状態の良い神殿と書いてある。ハトホルはルクソールの手前のエナという町でホルスはルクソールとアスワンの中間のエドフという町にあるらしい。今夜の夜行バスで出れば、その二つの遺跡を見ても明日中にはアスワンにたどり着けるんじゃないかと考えた。

すぐにレセプションに今日宿を出ると伝えて、荷物を纏めた。それからバスターミナルへ行き今夜発のエナ行きのチケットを買った。出発は夜の10:50だ。その足でイスラム地区を見て回り、暗くなってから宿に戻った。

すでにシェア飯の準備が始まっていたが、日本人達に混ざり中国人の女の子が一人キッチンにいた。キッチンにいた千穂さんが今夜はその子が中華料理を作るんだと教えてくれた。その子はなんと4品も作るという。シェア飯にしてはスゴい種類だ。ダハブの頃はほぼ毎日千穂さんが料理をし、メイン1品とサラダというのが定番だった。一体この子は何者なんだ。

少したつと次々と料理がテーブルに運ばれてきた。手羽先のコーラ煮、麻婆茄子、千切りジャガイモ炒め、ズッキーニの千切り炒めが出来上がった。素晴らしい手際だ。千穂さんは「鍋に2センチくらい油を入れてから炒めてた」と驚いていた。

本人は謙遜していたがどれも美味しく、素人が作ったとは思えないほどだった。中華料理のコツは大量の油なのかもしれない。材料費は人数で割るとなんと一人7ポンドだけだった。カイロで一番の中華だろう。












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