サファリ ホテルは立地もよく、朝食も付いて1泊35ポンドだった。ダハブに比べると高いが大都市の宿としては破格だ。
朝食を食べ終えて、ケニア大使館の開く9:30に合わせて宿をでた。カイロでやることは東アフリカビザ取得とドルキャッシュの調達だ。
綾ちゃん達に聞いた必要書類は昨夜用意した。大使館には一番乗りで、すこし後に黒人男性が申請にやってきた。彼はソマリア人でカイロで働いているという。これから南アフリカまで陸路で行くと言うと大いに驚いた。ソマリアには行くかと聞かれて、「安全なら行くよ」と言うと、「ソマリアは危険だがソマリランドは安全だ」と言った。「何処に行けばいい?」と言うと彼の住むプンタランドの町の名前を2つほど教えてくれた。そして、ソマリアの首都モガディッシュには絶対に行くなと忠告した。ソマリアは外務省の治安情報のページで国土の全てが真っ赤(レベル4)に塗られていて、首都モガディシュはリアル北斗の拳の世界だと聞いたことがある。彼の勧めるプンタランドはたしか、悪名高いソマリア海賊が住んでいる、リアルワンピースの世界だとも聞いた。もう少し調べてから行くか決めよう。
申請は日本を出たe-ticketとケニアの宿の予約票のプリントアウト、パスポートコピー、写真×2、100ドルを渡すとすぐに終わった。明日の午後受け取りだ。
次はドル調達だ。ダハブで会ったカズくん情報でカイロ空港の第1ターミナルのアライバルホールでエジプトポンドかドルの選択ができるATMがあったという。ナサール駅前から空港行きのバスに乗った。バスは渋滞のせいで1時間半もかかった。アライバルホールは一方通行で入れなかったが、警備にATMを利用したいと説明するとバスポートコピーを提示して、入れてくれた。合計5台ATMがあったので端から試す。ことごとくダメで最後の1台もポンドのみだった。その1台は両替も可能なATMで画面にはドルやユーロのマークが表示されていたのでカズくんは勘違いしたのだろう。
今度は宿に戻って両替屋の場所を教えてもらい、両替屋の集まるドッキ駅へ向かう。4軒ほど両替屋があり、片っ端からレートを聞いて回った。どこもドルの売りレートは8.6だ。公定レートは7.8なのでとんでもなく悪い。発展途上国ではインフレ率が高いのでたいていみんなドルで貯金をするので、ドルのレートはかなりいい事が多いのに変だ。試しにドルの買いレートを聞くと8.5だと言う。これだとATMでお金を下ろすよりドルから両替したほうが1割くらい得をすることになる。闇レートだ。どちらにしてもドルが無い人には不利だ。
ガッカリして宿に戻って、シェア飯をいただいた。みんなで飯を食べているときに試しに余っているドルがないか聞くと少額であれば変えてくれると言う人が出てきた。それに釣られるようにみんなドルを出してくれて200ドルくらい集まった。感謝の気持ちでいっぱいだ。元々80ドルしかなく、綾ちゃんがヨルダンで貸したお金をドルで返してくれて200ドルになり、今みんなから両替してもらったのを合わせるとなんと400ドルになった。東アフリカビザで100ドル必要なので残りは300となる。ケニアまでたどり着けば両替レートがいいらしいのでドルを作れる。それまでに必要なのはスーダルビザ50ドル+滞在登録40ドル、エチオピアビザ30ドル、ジプチ85ドル、ソマリランド35ドル、ブルンジ40ドル+延長分10ドルで合計290ドル。ギリギリ足りる計算だ。とりあえずこれで南下してみよう。
朝食を食べ終えて、ケニア大使館の開く9:30に合わせて宿をでた。カイロでやることは東アフリカビザ取得とドルキャッシュの調達だ。
綾ちゃん達に聞いた必要書類は昨夜用意した。大使館には一番乗りで、すこし後に黒人男性が申請にやってきた。彼はソマリア人でカイロで働いているという。これから南アフリカまで陸路で行くと言うと大いに驚いた。ソマリアには行くかと聞かれて、「安全なら行くよ」と言うと、「ソマリアは危険だがソマリランドは安全だ」と言った。「何処に行けばいい?」と言うと彼の住むプンタランドの町の名前を2つほど教えてくれた。そして、ソマリアの首都モガディッシュには絶対に行くなと忠告した。ソマリアは外務省の治安情報のページで国土の全てが真っ赤(レベル4)に塗られていて、首都モガディシュはリアル北斗の拳の世界だと聞いたことがある。彼の勧めるプンタランドはたしか、悪名高いソマリア海賊が住んでいる、リアルワンピースの世界だとも聞いた。もう少し調べてから行くか決めよう。
申請は日本を出たe-ticketとケニアの宿の予約票のプリントアウト、パスポートコピー、写真×2、100ドルを渡すとすぐに終わった。明日の午後受け取りだ。
次はドル調達だ。ダハブで会ったカズくん情報でカイロ空港の第1ターミナルのアライバルホールでエジプトポンドかドルの選択ができるATMがあったという。ナサール駅前から空港行きのバスに乗った。バスは渋滞のせいで1時間半もかかった。アライバルホールは一方通行で入れなかったが、警備にATMを利用したいと説明するとバスポートコピーを提示して、入れてくれた。合計5台ATMがあったので端から試す。ことごとくダメで最後の1台もポンドのみだった。その1台は両替も可能なATMで画面にはドルやユーロのマークが表示されていたのでカズくんは勘違いしたのだろう。
今度は宿に戻って両替屋の場所を教えてもらい、両替屋の集まるドッキ駅へ向かう。4軒ほど両替屋があり、片っ端からレートを聞いて回った。どこもドルの売りレートは8.6だ。公定レートは7.8なのでとんでもなく悪い。発展途上国ではインフレ率が高いのでたいていみんなドルで貯金をするので、ドルのレートはかなりいい事が多いのに変だ。試しにドルの買いレートを聞くと8.5だと言う。これだとATMでお金を下ろすよりドルから両替したほうが1割くらい得をすることになる。闇レートだ。どちらにしてもドルが無い人には不利だ。
ガッカリして宿に戻って、シェア飯をいただいた。みんなで飯を食べているときに試しに余っているドルがないか聞くと少額であれば変えてくれると言う人が出てきた。それに釣られるようにみんなドルを出してくれて200ドルくらい集まった。感謝の気持ちでいっぱいだ。元々80ドルしかなく、綾ちゃんがヨルダンで貸したお金をドルで返してくれて200ドルになり、今みんなから両替してもらったのを合わせるとなんと400ドルになった。東アフリカビザで100ドル必要なので残りは300となる。ケニアまでたどり着けば両替レートがいいらしいのでドルを作れる。それまでに必要なのはスーダルビザ50ドル+滞在登録40ドル、エチオピアビザ30ドル、ジプチ85ドル、ソマリランド35ドル、ブルンジ40ドル+延長分10ドルで合計290ドル。ギリギリ足りる計算だ。とりあえずこれで南下してみよう。