2015/MAY/10 「コタキナバルへ」

セブ発のエアアジアは予想通り遅れ、1時間おくれてコタキナバルへ到着した。遅れたおかげで着陸のときに夕日が海に沈み、雲にところどころ遮られた夕日は日章旗のようにドラマチックに変化をした。アクシデントの後に良いことが起こると、いつも「Giftだな」とこころのなかで思う。旅をしているとこういうことがたくさん起きる。それは旅を計画しすぎるなと言っているようで旅はもっとハプニングに満ちた面白いものになるんじゃないかと期待を呼び起こす。

コタキナバル空港はかなり近代的でフィリピンと比べるとかなり発展してるそうに見える。空港から市内へもすんなりバスで中心部まで行き、そこから少し歩くと泊ろうと思っていたホテルへたどり着けた。セブとは大違いだ。

ホテルは経営者が日本人と聞いていたがカウンターには無愛想な太ったマレーシア人女性がどっしり座りタブレットを絶えずいじっていた。レセプションからはレセプショニスト含め日本人的繊細さはまったく感じられない。部屋に通される途中、欧米人のかなり年配の少年のような格好の男性が良くわからない言葉で話しかけてきたが、よくわからなかった。


部屋は特にキレイでもなかったがコンセントが多いのと中央にテーブルとベンチチェアーがあり長くいるには便利そうだった。部屋から出るとまたさっきの男性が今度は英語で話してきた。どうやらさっきはマレーシア人だと思ってマレー語で話したらしい。確かにマレーシアはフィリピンと異なりマレーシア人のバックパッカーもいる。その辺も含め経済的にはフィリピンよりやはり豊かなんだろう。


その男はイギリス人で9週間この宿に住んでるらしい。もう25年も海外をぶらぶらと暮らし歩いているそうだ。一度話し出すと止まらないし、人の話を聞かない。30分くらい話を聞かされたあとに原住民から買ったというお酒と発酵途中の米を食べさせられた後に、ようやくスーパーの場所を聞き、ビールと水を買いに出かけることができた。

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