2015/MAY/22 「POTONG RAMBUTNYA」

ブロモ山からデンパサールに帰ってきて、またNakuna Familiar Innに戻る。今度は品のいいおばさんが迎えてくれて、レセプションのすぐ横の部屋へ通してくれた。試しに「ホントにこれより安い部屋はないのか?」と聞くと「無いわよ。代わりに朝食をサービスするよ」と言われた。なんか得した気分だ。

今度の部屋は日当たりがよく、前よりも格段にきれいに見えた。荷物をあけてたまってた服を洗濯し、水シャワーを浴びた。髪を切ろうと思ったがマレーシアで動かなくなったバリカンは、裏側に電圧110Vとしっかり記載があり、ここまでの国はすべて電圧220Vだったことを知る。


腹も減ったし街中を歩いてまわることにする。途中に屋台で飯を食べ、バリ島一大きいという市場を覗く。中に入るとおばさん2人がよってきて、「何がほしい?香辛料はどうだ?50,000Rsだ」とすごい勢いで話してくる。いや、要らないからと進むと2人はついてきて、立ち止まるたびにそこのお店の品物を説明し値段を告げる。しかもどれも割高に聞こえる。面倒になり、早歩きでまこうとするが向こうも必死についてくる。ごちゃごちゃした市場の角と何度も曲がり振り切ろうとするが2人いるので片方が先回りしたりとチームワークも取り入れてくる。参ったなーと一度市場から出て、外をぐるっと回って違う入り口から果物売り場のある1階へ入る。2人はいない。どうやら振り切ったようだ。


落ち着いて果物を物色。マンゴスチンがある。凝視してると試食させてくれた。うまい!が、これはもういいかなとピンクグァバを500g買い、その場でナイフを借りて食べる。甘みがたりない。グァバはイマイチだとジェスチャーで伝えるが伝わったようには見えない。ほかにもスネークフルーツやパッションフルーツがあるので凝視すると試食させてくれた。あまったグァバとパッションフルーツを交換してくれとジェスチャーで伝える。これはわかったようでグァバ大玉2つが大量のパッションフルーツに交換された。なんか得した気分だ。


市場を後にして近くの公園をみてまわり、公園脇のヒンドゥー寺院を参拝。この寺院はデンパサールでは一番重要なものらしい。入り口で腰からサロンを巻くように言われる。そして寄付も要求される。。。。


夕方になり始めたころにもう一度市場へ戻ることにした。市場は昼間とはまったく違って、前面の駐車場や周りの道は食材を売る屋台でいっぱいになっていた。その中を頭に篭を載せた女の人が行き来して買い物をしている。買ったものは頭の篭にいれて、必要なものを次々と買っていく。建物の中は閉まっていて屋外のみのようだが昼間とは活気が比較にならない。小さな女の子たちも篭を頭に載せている。よく見ていると彼女たちは買い物に来た人の買ったものを買い物中に運ぶバイトのようだ。買い物に来た人に話しかけ交渉して、その人が買ったものを頭の篭に入れる。その人が次の店に行くと着いて行ってまた買ったものを篭に入れる。中学生にも満たないように見えるがたくましい。

1時間くらい買い物の雑踏を楽しむとだいぶ暗くなってきた。それと同時にお腹も減ってきたことに気がつく。確かデンパサールには大きな夜市があったなと思い出し、暗くなった道を夜市のある東へ歩き出す。


2キロくらい行くと夜市らしき人だかりが見えた。その手前にガラス張りの小さなお店で髪を切っているのが見えた。POTONG RAMBUTNYAというプリントがガラスにしてあり中の様子からすると床屋のようだ。バリカンが壊れていたのを思い出し、中に入りジャスチャーでバリカンで切ってくれと言う。理解したようで座れ座れと椅子を指差され、首から下に布をかぶせてくれた。5分とかからず終了。値段は13,000Rs。水道は無いようで切った後は靴のブラシのようなやつでごしごしと頭の毛を払って終わり。これならこれからは床屋でよさそうだ。


夜市で飯を食って宿への道で顎を触っていると左のもみ上げの毛が長いことがわかった。せっかくなので宿に戻り久しぶりに髯も剃ってさっぱりとした。左のもみあげだけ長いのが強調されてしまったがここちの良い爽快感だ。




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