2015/MAY/8 「Cebu Cityの凍える夜」

PuertoPrincesaからの飛行機は時間通りに夕方7時にCebu マクタン空港に着陸。外はすでに暗くなっていた。Puerto Princesaのネットカフェで宿を調べたが空港からはかなり遠いようだった。というのもCebuの空港は隣りの島にありCebu Cityへはタクシーでも1時間はかかる。空港のあるマクタン島はリゾートホテルが建ち並ぶリゾートで日本からのツアーはみんなこっちに宿泊する。

とりあえず空港のカフェのスタッフに聞いてみるとマルティキャブを3回乗り継げば近くまでいけそうだということがわかった。出口を出て左へ向かうとローカルの人の長い列がみえた。30人はいるな。長い旅になりそうだ。


さっきにスタッフ曰く空港からのマルティキャブに乗りIsland stay hotel前で降りてHi way行きのマルティキャブに乗りかえJolibeeの前で降りてAyala Center行きのマルティキャブに乗ればいいらしい。ところがIsland stay hotel前ではじめのマルティキャブを降りると、Hi way行きマルティキャブは常にいっぱいで乗れない。ラッシュの時間なのかここに来て30分は経っている。


しばらくすると同じ行き先の現地人がいっぱいのマルティキャブに無理やり飛びついて外にしがみついて乗っていった。次にようやく止まったマルティキャブも同じように中は人がぎゅうぎゅうで入れない。さきほど見たのと同じように入り口の段に足を乗せて手すりにしがみついて外壁をたたいて出発の合図っぽいことをする。ただし15キロのバックパックを背負ったままだ。走り出したマルティキャブは途中空港のあるマクタン島からセブシティーへのおおきな橋をわたりスピードものってくる。結構なスピードと揺れだ。手を離したら大変なことになるだろうなーと後ろを走る車を見る。


乗ってる人からSTIで降りたほうがいいといわれて、STIで降車。何もない。なぜここがSTIと呼ばれいるかまったく不明だ。そこからまた別のマルティキャブに乗り、ようやくAyala Centerに着く。腕時計を見ると空港から2時間近く経っていた。とりあえず近くの人にどんどん道を聞いて突き進む。がイマイチ正確な場所はわからないので、近くまできてホテルの名前を告げて場所を聞く。が誰も知らないようだ。


とりあえず腕時計のコンパスで見当をつけて歩き出す。すると道路の向こう側から人が走ってきて、肩をつかんで「ゴーゴーBARはどう?」といきなり聞かれた。「もう9時半だし早く宿に着きたいのにゴーゴーBARどこじゃないんだよ!」と言うと、どこのホテルだ?と急に親切になりCebu Guest Houseと言うと「200mくらい先の左側だ」と教えてくれた。「入り口が小さくてわかりづらいから気をつけろ」とアドバイスをくれた。かなり怪しかったが以外にいいやつだなーと怒ったことにちょっと反省する。


ベッドに荷物を縛ると、疲れと空腹が襲ってきたので歩いて2分のJolibeeへ。Jolibeeはフィリピンのいたるとこにあるファミレスで気になっていたが、まだ一度も入ったことがなかった。店内はマクドナルドを模したような感じで、フィリピンらしくすこし照度が足らない。一番大きく写真が載ってるBIG Steak Setにする。95ペソドリンク付。安い。だが味はけっして値段を上回るものではなかった。

Cebu Guest Houseの1350ペソはセブでは最安値だろう。ドミにはACがついていて、フィリピン人が一人、国籍不明の外人が一人寝ていた。疲れていたのでとりあえず寝ることにした。しばらくすると寒さで目が覚めた。冷房は調整不能のようでゴウゴウと冷たい息を出し続けている。長袖シャツを着るがそういうレベルではなさそうだ。隣のフィリピン人は裸でいびきをたてている。よくわからないが眠いのであまり考えるのをやめバックパックから寝袋を引っ張り出してかけて寝ることにした。新しく買ったMonbelの寝袋のデビューはCebuのドミトリーになってしまった。


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