2016/FEB/28 「チーニー攻撃には戒めを」

アフリカを旅すると、何度も「チーニー!」とか「チンチョンチャン!」とか言ってくる輩に会う。普段はシカトするか、本当に中国人だと勘違いしてそうなヤツには日本人だよと答えたりすることにしている。

ここナイロビはエチオピアと並び、チーニー攻撃が酷い場所と言える。ダウンタウンの中心でニューケニアロッジから歩いてすぐのマタツが止まっている所で、マタツの呼び込みが通る度に「チーニー!チーニー!」と声をかけてくる。ある朝、朝食を食べに出ると、殆どの食堂はまだ空いてなく、宿へ帰ろうとするとそこのマタツの客引きが「チーニー!チンチョンチャン!」と言ってきた。そいつらを見ると更にカンフーのポーズをとってアチャーみたいな声を出してきた。流石に何度も通っているし、日本人だと分かっているので明らかにバカにしてるなと思って、マタツに向かって歩き出すと一人は走って逃げ出した。追いかけるとずっと遠くへ逃げたので、ニヤニヤしてるもう一人に近づき、太ももの側面に膝を一発入れる。よろけて下がったところをローキックを2発入れた。すると走ってチケットオフィスに入って扉を閉めたので、扉を思いっきり蹴飛ばし、さらに外にあったプラスチックチェアーを通りの反対側までぶん投げた。

回りで笑って見ていた群衆もビックリして、緊張の表情に変わった、誰一人目も会わせてこない。そこにいる全員を見わましてからホテルへの道を歩き始めた。これで暫くは日本人にはちょっかいを出さないだろう。

別に全てのチーニー攻撃にこんなことはしないが、明らかなバカにされて黙ってる必要はないと思う。日本人は大人しいので、我慢して通りすぎて終わりという人がほとんどだろうが、何もなければどんどんエスカレートする。

エチオピアでも一度しつこいやつのケツを蹴りあげたことがある。回りの群衆が大笑いしてソイツも恥ずかしそうにその場を離れていった。

まーソイツも悪気があるからケツを蹴られたくらいでは文句は言えない。喧嘩にはならない。

旅人によって対応は違うのだろうが、こういうヤツラをつけあがらせているのは日本人にも原因はある。腹がたったのならそれを伝えるくらいはしてもいいと思う。

Recomend Posts

2017/APR/21 「最後の町」

日本へ帰る便は土曜日の昼にマドリッド発だったので、マドリッドには泊まらずトレドで 2 泊して、土曜の朝に直接空港へ向かうことにした。 マドリッド、トレド間は 30 分おきにバスがあり交通の便がよい。 トレドはスペインの有名観光地で、とても綺麗な町だ。スペインには何度も来てい...