ダハブに来たらダイビングとシナイ山に登ろうと遥か昔から考えていた。シナイ山はモーゼが十戒を授かった場所だ。
ホテルのレセプションに聞くと交通費、入場料、ガイド代込みで130ポンドだというので、別の代理店で100で申し込んだ。昨夜、出発予定だったが、出発時間に代理店に行くと人が集まらなかったからキャンセルになったと言われた。ダハブの観光客不足は深刻でツアーに申し込んでも人数が揃わなくてキャンセルというのがよくある。昨夜は二人しか集まらず、もう一人のフランス人と通りで観光客を客引きをして集めようとしたが、ダメだった。最後はエジプト人も誘ったが結局、最低定員に満たなかった。
今朝、同じ代理店に行くと今日は本当にあると言うが今度はこちらも人数を増やして確率を上げようと宿で行く人を募った。3人ほど興味を示したが、元ディーラーのヨウコさんだけが参加することになった。代理店にお金を払いに行こうとすると宿のレセプションは「何故うちで頼まないんだ?」とうったえてきた。「100なら申し込むよ」と言うと「じゃー100でいい」と言うので申し込むことにする。するとガイド代は別途かかると言い出した。「じゃーやめる」と言うとガイド代込みでいいとすぐに変えた。「全部込みだな?他には出費はないんだな?」と念を押すと「入場料は現地で払え」と言うのでそこを立ち去ろうと歩き出すと「入場料も込みでいい!」と背中越しに叫んだ。
ここでは物事1つに常に時間がかかる。2日前にも酒屋で買ったビールの炭酸が抜けていて変な味がして、みんな「それは、新しいのに交換させるしかないですね」と言うので酒屋へ新しいのと変えてもらいに行くとオヤジは「それはメーカーのせいで俺のせいではない」と譲らなかった。こっちも「お前が売ってるのに責任がないわけないだろ!」と怒るがオヤジは全く悪下もなく「知らん!メーカーに行って返品してもらえ」と言う。一緒にビールを買いにきた本田さんも目を点にしている。「じゃービールを1本もらってかえる」と言って冷蔵庫から持ってきた新しいビールを掴むとオヤジは警察を呼ぶと言い出した。こっちも「呼んだらいいよ」と言うと電話で何やら話始めた。
ホテルのレセプションに聞くと交通費、入場料、ガイド代込みで130ポンドだというので、別の代理店で100で申し込んだ。昨夜、出発予定だったが、出発時間に代理店に行くと人が集まらなかったからキャンセルになったと言われた。ダハブの観光客不足は深刻でツアーに申し込んでも人数が揃わなくてキャンセルというのがよくある。昨夜は二人しか集まらず、もう一人のフランス人と通りで観光客を客引きをして集めようとしたが、ダメだった。最後はエジプト人も誘ったが結局、最低定員に満たなかった。
今朝、同じ代理店に行くと今日は本当にあると言うが今度はこちらも人数を増やして確率を上げようと宿で行く人を募った。3人ほど興味を示したが、元ディーラーのヨウコさんだけが参加することになった。代理店にお金を払いに行こうとすると宿のレセプションは「何故うちで頼まないんだ?」とうったえてきた。「100なら申し込むよ」と言うと「じゃー100でいい」と言うので申し込むことにする。するとガイド代は別途かかると言い出した。「じゃーやめる」と言うとガイド代込みでいいとすぐに変えた。「全部込みだな?他には出費はないんだな?」と念を押すと「入場料は現地で払え」と言うのでそこを立ち去ろうと歩き出すと「入場料も込みでいい!」と背中越しに叫んだ。
ここでは物事1つに常に時間がかかる。2日前にも酒屋で買ったビールの炭酸が抜けていて変な味がして、みんな「それは、新しいのに交換させるしかないですね」と言うので酒屋へ新しいのと変えてもらいに行くとオヤジは「それはメーカーのせいで俺のせいではない」と譲らなかった。こっちも「お前が売ってるのに責任がないわけないだろ!」と怒るがオヤジは全く悪下もなく「知らん!メーカーに行って返品してもらえ」と言う。一緒にビールを買いにきた本田さんも目を点にしている。「じゃービールを1本もらってかえる」と言って冷蔵庫から持ってきた新しいビールを掴むとオヤジは警察を呼ぶと言い出した。こっちも「呼んだらいいよ」と言うと電話で何やら話始めた。
暫くすると二人の男がやって来て、警察だと名乗った。IDを見せてくれと言うと躊躇なく警察のIDのようなものを見せてきた。アラビア語なので全く読めないが、周りの連中は腰の装備を指して、警察だと言う。事情を説明すると警官は「それはオヤジの言う通りで店には責任は無い」と言いきった。もう一人の警官は「ガスが抜けてるのは開けてから時間が経っているからかも知れないだろ。半分近く飲んでしまっているので今から返品は無い」と言う「そんなのおかしいだろ!味も明らかにおかしいよ。飲んでみなよ」と言うと警官もオヤジも「俺はモスリムだから飲めない」と言い、都合のいいときだけモスリムらしさを発揮する。
警官たちは「もういいか?帰るぞ」といい始めたのでこのままでは終わってしまうと店のオヤジに「お前がファックメーカーのファックビールを仕入れたから悪いんだろ!」と強く言うとオヤジも「ファックっ言うなファック野郎!」とキレてきた。そこから悪口の応酬になり、警官にも飛び火し始めた。本田さんは俺とオヤジが交互に話すたびにオヤジを見て、俺を見て、またオヤジを見てと首だけを動かして眺めていた。一人の警官が「もう警察署に連れて行く」と言い始めたのでこれはまずいと思い、みんなに「ちょっと整理してみよう」といって、みんなの主張を纏めるように順序立てて話し、最後に「警察がダメだと言うので諦めます」と言うと、警察は何やらオヤジに話をした。オヤジに新しいビールのお金を渡そうとするとオヤジは「いや、金はいいと言う」そして、新しいビールを差し出す。こっちも「警察がダメだと言うからお金は払う」と言うと、向こうも「いや、いいです。どうぞ」言う。こっちももう払う気なので「どうぞどうぞ」という。何やら日本でよく見かける会計の時の光景みたいになってきた。
警官たちは「もういいか?帰るぞ」といい始めたのでこのままでは終わってしまうと店のオヤジに「お前がファックメーカーのファックビールを仕入れたから悪いんだろ!」と強く言うとオヤジも「ファックっ言うなファック野郎!」とキレてきた。そこから悪口の応酬になり、警官にも飛び火し始めた。本田さんは俺とオヤジが交互に話すたびにオヤジを見て、俺を見て、またオヤジを見てと首だけを動かして眺めていた。一人の警官が「もう警察署に連れて行く」と言い始めたのでこれはまずいと思い、みんなに「ちょっと整理してみよう」といって、みんなの主張を纏めるように順序立てて話し、最後に「警察がダメだと言うので諦めます」と言うと、警察は何やらオヤジに話をした。オヤジに新しいビールのお金を渡そうとするとオヤジは「いや、金はいいと言う」そして、新しいビールを差し出す。こっちも「警察がダメだと言うからお金は払う」と言うと、向こうも「いや、いいです。どうぞ」言う。こっちももう払う気なので「どうぞどうぞ」という。何やら日本でよく見かける会計の時の光景みたいになってきた。