テルアビブからのバスは夕方にエルサレムバスターミナルに着いた。バスターミナルにはたくさんの軍隊の姿が見られた。イスラエルは任務中でない制服姿の軍人がやたらといるのでバスや電車の駅は軍人だらけだ。駅舎に入るにはセキュリティーチェックがあり、常に緊張感がある。最近頻発しているユダヤ人襲撃事件の対応でエルサレムにはたくさんの警備が配備されたときく。治安はどうなのだろうか。
バスターミナルを出るとこれまではほとんど見ることのなかった、ユダヤ教の超正統派と呼ばれる白いシャツにブカブカの黒いジャケットとズボン、黒のハットもしくは皿のような帽子を頭に載せた人達が歩いていた。女の人も膝下までの黒いスカートとカーデガンが大半だ。想像していたイスラエルだーと通りの人を観察しながら、市バスのバス停まで歩いた。
ダマスカス門までのバスを聞くと周りの3人くらいが協力して調べてくれた。ただし、バスはなかなか来なくてダマスカス門に着いたときにはすでに辺りは暗くなっていた。
エルサレムにはイブラヒムハウスという有名な宿がある。イブラヒムさんはパレスチナ人でイスラエル、パレスチナの平和活動のための活動している。彼はオリーブ山にあるイブラヒムハウスを旅人のために解放していて、旅人は寄付をするシステムだった。
ダマスカス門から東へ歩いてオリーブ山行きのバスのターミナルに着いた。すると周りの人がイブラヒムハウスに行くのか?と話しかけてきた。そうだと答えると274番の運ちゃんに大きな声で話しかけたあとにそのバスに乗れと教えてくれた。よっぽどイブラヒムハウスを目指す日本人が多いのだろう。
バスはオリーブ山の上の方で停まり、運ちゃんがここで降りろと教えてくれた。お礼を言って降りたが、暗いし何処にイブラヒムハウスがあるかは知らなかった。周りの人に聞くとアッチだと言うのでその方向へ進み、その先で子供に聞いて連れていってもらった。
階段を昇り扉を開けると中国人っぽいカップルとかなり歳のいった欧米人夫婦が横たわったおじいさんを囲んでいた。こちらに気がつくとおじいさんは大きな声で「ウェルカム!」と言った。そして、おじいさんは老夫婦の旦那を指して彼がイブラヒムだと言って笑った。周りも笑っている。どうやらこの横たわったおじいさんがイブラヒムのようだ。じーさんはは大きな声で「イート!」と言った。キッチンから黒人の男がやって来て握手をした。「ハッハッハー ここにはもう一人の日本人がいるぞ」と笑いながら言ったが何処が面白いのか分からなかった。彼はピーターといいイブラヒムハウスの管理人的なことをしていた。じーさんはまた「イート!」と叫んだ。「ありがとう。でも荷物を置きたいんだけど」と言うとピーターがドミトリーに案内してくれた。
ダイニングに戻るとじーさんはすかさず「ウェルカム!イート!」と叫んだ。「ありがとう。食べるよ」と言って席に座ると中国人カップルの女の子が皿にライスと豆と芋をトマトソースで煮込んだ物を盛ってくれた。食べながら他の人と話をした。老夫婦はアメリカのユダヤ人でイブラヒムとは旧知の仲だといい、中国人だと思ったカップルは韓国人の旅人だった。彼らはハンガリーでお金とカードを盗まれてイスラエルから韓国に帰るまでここに泊めさせてもらっていると言った。イブラヒムじーさんの飯は量で勝負というのが正確な表現な感じだったがありがたくいただいた。食べ終えて席を立とうとするとじーさんがまた「イート!」と叫んだ。「え!もうお腹いっぱいだけど?」と言うと「イート!」と連呼する。韓国人にもイート!を連発する。仕方ないので皿に半分くらいよそって食べる。お腹がきついなーと思いながら平らげると、また「イート!」。何がしたいのか意味不明だ。韓国人達ももう食べられないとジェスチャーする。すると今度は老夫婦に「イート!」。老夫婦は笑っている。着いてからずいぶん経つのにじーさんはウェルカムとイート!しか言ってない。イブラヒムハウス強烈だなーとすこし不安がよぎった。
バスターミナルを出るとこれまではほとんど見ることのなかった、ユダヤ教の超正統派と呼ばれる白いシャツにブカブカの黒いジャケットとズボン、黒のハットもしくは皿のような帽子を頭に載せた人達が歩いていた。女の人も膝下までの黒いスカートとカーデガンが大半だ。想像していたイスラエルだーと通りの人を観察しながら、市バスのバス停まで歩いた。
ダマスカス門までのバスを聞くと周りの3人くらいが協力して調べてくれた。ただし、バスはなかなか来なくてダマスカス門に着いたときにはすでに辺りは暗くなっていた。
エルサレムにはイブラヒムハウスという有名な宿がある。イブラヒムさんはパレスチナ人でイスラエル、パレスチナの平和活動のための活動している。彼はオリーブ山にあるイブラヒムハウスを旅人のために解放していて、旅人は寄付をするシステムだった。
ダマスカス門から東へ歩いてオリーブ山行きのバスのターミナルに着いた。すると周りの人がイブラヒムハウスに行くのか?と話しかけてきた。そうだと答えると274番の運ちゃんに大きな声で話しかけたあとにそのバスに乗れと教えてくれた。よっぽどイブラヒムハウスを目指す日本人が多いのだろう。
バスはオリーブ山の上の方で停まり、運ちゃんがここで降りろと教えてくれた。お礼を言って降りたが、暗いし何処にイブラヒムハウスがあるかは知らなかった。周りの人に聞くとアッチだと言うのでその方向へ進み、その先で子供に聞いて連れていってもらった。
階段を昇り扉を開けると中国人っぽいカップルとかなり歳のいった欧米人夫婦が横たわったおじいさんを囲んでいた。こちらに気がつくとおじいさんは大きな声で「ウェルカム!」と言った。そして、おじいさんは老夫婦の旦那を指して彼がイブラヒムだと言って笑った。周りも笑っている。どうやらこの横たわったおじいさんがイブラヒムのようだ。じーさんはは大きな声で「イート!」と言った。キッチンから黒人の男がやって来て握手をした。「ハッハッハー ここにはもう一人の日本人がいるぞ」と笑いながら言ったが何処が面白いのか分からなかった。彼はピーターといいイブラヒムハウスの管理人的なことをしていた。じーさんはまた「イート!」と叫んだ。「ありがとう。でも荷物を置きたいんだけど」と言うとピーターがドミトリーに案内してくれた。
ダイニングに戻るとじーさんはすかさず「ウェルカム!イート!」と叫んだ。「ありがとう。食べるよ」と言って席に座ると中国人カップルの女の子が皿にライスと豆と芋をトマトソースで煮込んだ物を盛ってくれた。食べながら他の人と話をした。老夫婦はアメリカのユダヤ人でイブラヒムとは旧知の仲だといい、中国人だと思ったカップルは韓国人の旅人だった。彼らはハンガリーでお金とカードを盗まれてイスラエルから韓国に帰るまでここに泊めさせてもらっていると言った。イブラヒムじーさんの飯は量で勝負というのが正確な表現な感じだったがありがたくいただいた。食べ終えて席を立とうとするとじーさんがまた「イート!」と叫んだ。「え!もうお腹いっぱいだけど?」と言うと「イート!」と連呼する。韓国人にもイート!を連発する。仕方ないので皿に半分くらいよそって食べる。お腹がきついなーと思いながら平らげると、また「イート!」。何がしたいのか意味不明だ。韓国人達ももう食べられないとジェスチャーする。すると今度は老夫婦に「イート!」。老夫婦は笑っている。着いてからずいぶん経つのにじーさんはウェルカムとイート!しか言ってない。イブラヒムハウス強烈だなーとすこし不安がよぎった。