2015/JUN/8 「赤い証明写真」

今日はようやく陸路国境のArrival VISAの許可証が降りる日だ。ようやくこの退屈なクパンを明日出ることができる。結局クロコダイルは現れなかったがそんなことはまったく問題ではなかった。

東ティモールはバックパッカーには厳しい国でインドネシア側より発展してないのに物価はインドネシアの3倍もして、首都ディリからのフライトは何処へ行くのも高かった。物価が高いのはほとんどのものが輸入で、物が高くてもUNや各国からのNGO職員がバンバン買うからである。そして多くの国は東ティモールに眠る天然資源の匂いにつられて援助の手を差し伸べている。

東ティモールから第3国に飛ぶのは高いので陸路でまたクパンへ戻り、クパンからインドネシアの船か国内線で移動しようと考えていた。インドネシアに陸路で戻るにはディリのインドネシア領事館でVISAを申請しなければならなく、これがなかなかやっかいらしい。パスポート、パスポートコピー、写真、インドネシアに入る目的を書いた文章、インドネシアを出る航空券か残高証明が必要。とりあえず暇なときにそろえられるものはそろえようとPCで入国目的の文章を作って印刷した。そのときオーナーが写真は背景が赤でないとだめだと教えてくれた。そんなの聞いたことないが果たして赤い背景の証明写真を撮れる証明写真の機械があるのだろうか?するといつも宿でたむろしてるおっさんの一人が赤い布を持ってきてくれて宿で赤い布をバックに写真を取ることに。東ティモールへ行く予定の宿泊者全員分を撮り、PCで印刷用にレイアウトした。配列複製された赤背景の顔写真は見たこと無いなんともいえない絵になった。


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