2015/OCT/1 「ミンスクの1日」

とりあえず今日一日しかミンスクに居れないので、朝早くに街を歩きにでた。
この町は第2次世界大戦で人口の半分を失い、原形をまったくとどめないほど破壊されたので、戦後にソ連式で建てられた新しい町だ。ネザレージナスツィ通りが中心に通っていて、その通りに町の中核になる、ネザレージナスツィ広場、十月広場がありわかりやすかった。

大きなデパートのカフェに入るとたくさんの人が窓側のカウンターで立ちながら朝食を取っていた。半分くらいはビールを飲んでるおっさん達だ。メニューを見ると英語も併記されていたのでラテを頼んだ。コーヒーのメニューにはエスプレッソ、アメリカーノ、ラテ、ブランデー入りコーヒー、コニャック入りコーヒーとあった。よっぽど酒が好きな国民なのだろう。

ミンスクは思ったより小さな町で見所もなかったが、川沿いには公園があり、なかなか気持ちよかった。

宿に戻ると昨日の中国人が戻っていて、しばらく話をした。レイ・ウーといい、中国人らしからぬ英語を話した。ぱっと見、日本人かと思えるし、何より高校の時の同級生の湯川そっくりだった。去年ベラルーシに来て、こっちで旅行ビジネスをはじめる準備をしているという。中国で出会ったベラルーシ人の奥さん(結婚はしてない)との間に1歳の娘がいて、奥さんと娘がベラルーシに戻ったので、しょうがなく彼も来たらしい。しかし、奥さんと娘は両親の居るミンスクから3時間くらいのとこにすんでいる。彼は「奥さんは嫁としてはダメだが、母親としては優秀だ」と言ったが、彼も見るかぎり旦那としてはダメそうに見えた。

住みたくもないベラルーシでロシア語の話せない彼がやっていけるか、かなり疑問だ。とにかく変わった中国人だ。

夜、レイと一緒に飯とビールを買いに町一番の地下モールへ行き、宿に戻って食べて、電車の時間までビールを飲んで時間をつぶした。


9時過ぎにレイに別れを告げて、宿を出た。駅は徒歩5分だが、外はかなりの寒さだった。ここでも、もうそこまで冬が来ているようだ。











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