2015/OCT/9 「旅は若いうちに」

オデッサからリヴィウへの夜行列車のチケットは21:30発が売り切れで仕方なく16:30を買った。到着は朝4:30だ。

朝の3時半に車掌に足を叩かれて起きた。まだ一時間も前の筈だがと、外を見るが真っ暗でなにも見えない。戻ってきた車掌は「ここがリヴィウだ!急げ」と急かす。急いで荷物を詰めて、靴を履いて列車を降りた。

外はこの旅始まって以来の寒さで駅の掲示板には気温2度と表示されていた。外は真っ暗で寒すぎたし、駅が町のどこにあるかも分からなかったので、駅で明るくなるのを待つことにした。こんな時間なのに駅は人で溢れて、椅子取りゲーム状態だ。

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時過ぎにようやく明るくなり、駅の近くのバスターミナルで市内までの行き方を聞くが、全く英語が通じない。周りの人に一人ずつ聞いてゆくと、一人の女の子が町の中心へ行くトラム乗り場へ連れていってくれた。

朝日を浴びるリヴィウの町はまるで映画のセットのようだった。中心部で降りて、予約した宿を探すが、ここでもホステルの看板はなく、ホステルの入り口があるコートヤードへのドアを開ける暗証番号が分からないのでホステルの扉までもたどり着けない。ウクライナの安宿はこんなのばっかだ。仕方ないので出てくる人を待って、扉が開いたときに中へ入った。

その日は疲れで午後まで寝てしまい、夕方にスーパーに買い出しにいって休んだ。最近は夜行明けはこんな感じが多い。疲れがなかなか抜けない。旅は若いうちにしたほうがいい。








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