ウガンダと言えば、ヴィクトリア湖かなーと思っていたので、湖に浮かぶセセ島に興味が湧いた。セセ島にはウガンダ唯一の国際空港があるエンテベからフェリーで行くことができた。
カンパラから乗り合いバンでエンテベに行き、降りたところからバイタクでフェリー乗り場まで向かった。フェリー待ちの人が大勢、湖畔にいる。湖はやはり綺麗ではない。波打ち際はウガンダ人の捨てたゴミだらけだし、水も透明ではない。
30分ほどするとフェリーはセセ島へと出発した。フェリーは乗客、車を載せてゆっくりと進む。不思議なことにフェリーの中はWifiが通じた。セセ島には小さな町があるだけで、あとは集落だけだ。人口もそれほど多くはないだろう。フェリー乗り場の近くにはキャンプサイトや、バンガローがいくつかあり、夕方には屋台が出て、滞在には便利だった。キスムではティラピアがあまりに鮮度がなく食べなかったが、ここでは毎日獲れたものを夕方調理するので新鮮だ。ティラピアは淡白だがなかなか美味しい。ここの人たちは魚は揚げるしか調理法を知らないので、それ以外の料理はないが、何度でも食べれそうだ。
ケニアのパイナップルは甘くて美味しかったが、ウガンダのパイナップルは今までにない美味しさだった。きっとパイナップルは赤道に近ければ近いほど甘くて美味しいのではと仮説がうかんだ。町中ならカットフルーツが道で売られていて、安く食べられたが、ここでは丸ごとしか売ってなかった。ただ、買うとその場で切ってくれるので助かる。ウガンダに入ってからほぼ毎日パイナップルは食べていた。
セセ島にはあまり外国人は来ないようで、静かだった。夜になると宿の庭には蛍の光が溢れ、どこか日本の田舎のようだ。子供達は暗くなるまでひたすら遊んでいる。特に湖も綺麗ではないし、見所がある島ではないが島から見るヴィクトリア湖も悪くはなかった。