エチオピアのシメン山のトレッキングで会った、ケニア人の奥さんをもつドイツ人の医者から勧められたケニアの見所が3つあった。マサイマラ国立公園、ザンブル族、最後はロンゴノット山だった。
東アフリカヴィザをカイロで取ってしまったためにすでに有効期限の3ヶ月が切れるまで5日しかなかった。カイロからここまで3ヶ月もかかるとは思ってもなかったが、ケニア国内では東アフリカヴィザの延長はできないので、ヴィザが切れる前にウガンダ国境を渡り、すぐにまたケニアに入国し、入国時に再度、東アフリカヴィザを取り直すことにした。東アフリカヴィザは100ドルだが、3ヶ月間、ケニア、ウガンダ、ルワンダのマルチエントリーが可能なヴィザだ。ウガンダ(80ドル)、ルワンダ(50ドル)のヴィザを個別で取るよりも30ドル安くなる計算になる。
ザンブル族はザンブル国立公園の中に住んでいて、車のチャーターと入場料80ドルが必要で諦めることにした。ロンゴノット山はニューケニアロッジのスタッフに聞くとナイロビから日帰りが可能だというので、荷物を置いて早朝に出ることにした。
ナイロビのマタツ乗り場は行き先ごとに場所が違い、把握しずらい。教えてもらったロンゴノット行きやナイバシャ行きのマタツ乗り場へ行き、チケットを買って、マタツに乗り込んだ。他に乗客は一人。14人集まらないと出発しない。ナイバシャ行きはすぐに人が集まって、どんどん出るが、ロンゴノットはいっこうに集まらない。チャイを飲んで、ヨーグルトを食べて、ドーナツを買うか悩んでいるときにようやくマタツは出発した。
ロンゴノットへの道はマサイマラに行ったときと同じ道で、左側にはGran Lift Valleyが見える。その先に見える丘のようなクレーター山がロンゴノットだ。遠くから見るロンゴノットは火口の周りの高さが均質でなく、薄く伸びた大地の縁が、かっこ良い。
国立公園ゲートまではわりと遠く、歩いて30分以上かかった。入口には大きなバスが止まっていて、小学生が山ほど飛び出てきた。遠足のようだ。登山というよりは、ピクニック用の山のようだ。他にも何かの団体のようなグループがいて、週末のせいか、かなりの数だ。
入園料を払い、緩やかな傾斜を登り始める。青空にまばらな雲か浮いて、登山にはいい天気の
ようだ。火口までは一時間くらいで着いた。大きな火口の底は緑で覆われていて、まるで森のようだ。火口の淵の一番高いピークが対岸に見える。少し険しそうに見えて、なかなかいい感じだ。火口の外の景色は一面のサバンナが広がり、西側にはナイバシャ湖も見える。なかなかいいところだ。
火口の回りは4kmくらいはありそうだが、道は平坦で簡単に進むことができた。ところが、半分を過ぎたくらいで、どう見ても雨雲っほい雲が火口を覆い、しばらくすると雨も降りだした。道もピークへ向けて険しくなり、雨のせいで土が泥になり始めた。頂上に着いたときは、雨は横殴りになり、服もバッグもびしょ濡れで、5分と滞在する気にはならなかった。小学生たちは全く気にせずに、走って登ってくる。子供でなくとも、ケニア人たちは雨をあまり気にしない。皆、笑いながら、泥沼のような道を登り、降っていく。雨具を持ってる人など皆無だ。
結局、公園入口に戻ってくるまで雨は降り続けた。ケニア人たちも濡れちゃったよーみたいな感じで笑って戻ってきた。皆陽気だ。ここはアフリカだ。
東アフリカヴィザをカイロで取ってしまったためにすでに有効期限の3ヶ月が切れるまで5日しかなかった。カイロからここまで3ヶ月もかかるとは思ってもなかったが、ケニア国内では東アフリカヴィザの延長はできないので、ヴィザが切れる前にウガンダ国境を渡り、すぐにまたケニアに入国し、入国時に再度、東アフリカヴィザを取り直すことにした。東アフリカヴィザは100ドルだが、3ヶ月間、ケニア、ウガンダ、ルワンダのマルチエントリーが可能なヴィザだ。ウガンダ(80ドル)、ルワンダ(50ドル)のヴィザを個別で取るよりも30ドル安くなる計算になる。
ザンブル族はザンブル国立公園の中に住んでいて、車のチャーターと入場料80ドルが必要で諦めることにした。ロンゴノット山はニューケニアロッジのスタッフに聞くとナイロビから日帰りが可能だというので、荷物を置いて早朝に出ることにした。
ナイロビのマタツ乗り場は行き先ごとに場所が違い、把握しずらい。教えてもらったロンゴノット行きやナイバシャ行きのマタツ乗り場へ行き、チケットを買って、マタツに乗り込んだ。他に乗客は一人。14人集まらないと出発しない。ナイバシャ行きはすぐに人が集まって、どんどん出るが、ロンゴノットはいっこうに集まらない。チャイを飲んで、ヨーグルトを食べて、ドーナツを買うか悩んでいるときにようやくマタツは出発した。
ロンゴノットへの道はマサイマラに行ったときと同じ道で、左側にはGran Lift Valleyが見える。その先に見える丘のようなクレーター山がロンゴノットだ。遠くから見るロンゴノットは火口の周りの高さが均質でなく、薄く伸びた大地の縁が、かっこ良い。
国立公園ゲートまではわりと遠く、歩いて30分以上かかった。入口には大きなバスが止まっていて、小学生が山ほど飛び出てきた。遠足のようだ。登山というよりは、ピクニック用の山のようだ。他にも何かの団体のようなグループがいて、週末のせいか、かなりの数だ。
入園料を払い、緩やかな傾斜を登り始める。青空にまばらな雲か浮いて、登山にはいい天気の
ようだ。火口までは一時間くらいで着いた。大きな火口の底は緑で覆われていて、まるで森のようだ。火口の淵の一番高いピークが対岸に見える。少し険しそうに見えて、なかなかいい感じだ。火口の外の景色は一面のサバンナが広がり、西側にはナイバシャ湖も見える。なかなかいいところだ。
火口の回りは4kmくらいはありそうだが、道は平坦で簡単に進むことができた。ところが、半分を過ぎたくらいで、どう見ても雨雲っほい雲が火口を覆い、しばらくすると雨も降りだした。道もピークへ向けて険しくなり、雨のせいで土が泥になり始めた。頂上に着いたときは、雨は横殴りになり、服もバッグもびしょ濡れで、5分と滞在する気にはならなかった。小学生たちは全く気にせずに、走って登ってくる。子供でなくとも、ケニア人たちは雨をあまり気にしない。皆、笑いながら、泥沼のような道を登り、降っていく。雨具を持ってる人など皆無だ。
結局、公園入口に戻ってくるまで雨は降り続けた。ケニア人たちも濡れちゃったよーみたいな感じで笑って戻ってきた。皆陽気だ。ここはアフリカだ。