2016/APR/9 「タンザニアのコーヒー」

ブルンジを諦めてタンザニアへ抜けることにしたが、次の目的地は広大なタンザニアの中央より東に位置するアルーシャ。距離にして1100キロくらい。キガリを朝イチのバスで出ても一泊二日はかかる。しかもバスに忘れたテントが戻ってくるのを午後まで待たないといけないので、多分国境でもう一泊することになりそうだ。

Volcano express
のオフィスに言われていた2時半に行くと、無事テントが戻ってきた。さすがルワンダ。直ぐに他のバス会社へ行き、タンザニア国境行きのバスを探すと運よく3時発のバスに乗れた。

国境までは四時間。着くとバイクタクシーと両替屋に囲まれる。イミグレはちょっと遠いのでバイクタクシーに500フランで乗り、残りはタンザニアシリングに両替した。

イミグレの建物はルワンダ、タンザニア両国の入出国審査が入っていて便利。しかも、これは日本のODA。外観はまー特徴ないけど、障害者トイレがあったり、ランドスケープに砕石が使われてるのも日本の設計事務所らしい。アフリカで砕石敷きなんて見たことないし。でも、折角のトイレも水が流れなくて汚物が溢れて完全にアフリカ化している。

国境をわたりタンザニアに入ったが、やはりバスはなく今夜はここで一泊するしかない。イミグレ出たとこに安宿が3軒くらい並んでいて、多分どこも同じ値段、同じクオリティなので一番手前にした。ここにはATMが無かったので、イミグレに戻って、うろついてる両替屋にドルから変えてもらって、宿代と明日のバスチケットを購入した。

翌朝8時に宿の前の空き地からバスが出るというのでいくと、すでに人が集まっていた。バスの横にはコーヒー屋がいて、タンザニア人がベンチに座ってコーヒーをすすっている。小さなカップに異常に濃いコーヒーが注がれる。スーダン、エチオピアのローカルコーヒーそっくりだ。しかも1杯5円くらいと異常に安い。ただし、アフリカの飲み物はなんでも砂糖たっぷりなのに、タンザニアコーヒーは驚くことにブラックだった。チャイ、コーヒー文化は何処にいってもあるものだ。ローカルの社交場ともいえるこの場所はその国の人間を観察するには最高の場所だ。あたらしい国ではまずコーヒー屋台でその国の人を見てみるのもいいだろう。






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