2016/MAR/10 「立ち小便のいざこざ」

セセ島から同じルートで戻るのが嫌で、島を横断し、そこからフェリーで西岸へ渡ろうかとおもった。幸いセセ島の中心部から乗り合いバンが出ていて。それがそのままフェリーに乗って湖を渡り、マサキという町までいっていた。

湖を渡るフェリーをまっている時に何も無い道の端の草むらで小便をしていると、警官が来て、「ここは外ですると罰金だ」と言った。「え!草むらだよ。トイレもないし」というと「看板に書いてあるだろ! 」と言い、指をさした先にはウガンダ語で書かれた小さな看板が道端に立っていた。「これがそうなの?ウガンダ語が読めなかったから分からなかったよ」と言うと「ダメだ。罰金だ」と言ってきた。「そういうルールなら悪かった。でも看板が読めなかったんだし、罰金は勘弁してもらえないかな?」というと「じゃーディスカウントしてやる。半額でどうだ?」「えー!勘弁してよ」「ボスと話せ」ということになり、割腹のよい男がやってきた。その男は話を一切聞こうともせず、腕をつかんで「こっちへ来い」と警察署へひっぱりだした。ボスは何故か最初から怒り心頭で、「こんな何も無いところでトイレがあるとは知らなかったから、ブッシュで小便をした」というと、「ウガンダは国中ブッシュなのか?先進国だからアフリカを見下してるのか?」とよく分からないことを言い出し、払わなければ牢獄に入れるといった。「謝ったし、もう二度としないよ」と言っても、聞く耳をもたすに「なぜ謝らない!アフリカだから馬鹿にしてるのか?」と、どんどんひとりでエスカレートしてゆく。そして、「牢獄に入れるから靴を脱げ」と言い、こっちも「脱ぐけど、大使館に連絡させてくれ」と頼むと、「大使館はなにもできないぞ!」と叫んだ。たまたま同じバスに乗っていた、泊まったホテルの従業員が、心配して警察署にやってきて、「私が謝るから、彼を釈放してくれ」と懇願してくれた。所長はその後もずっと、文句を言い続けたが、しばらくすると「しかたない。もう二度とするなよ」といって、釈放してくれた。まさか立小便で牢獄に入りかけるとは思わなかった。こんなジャングルジャングルした島の草むらでも、そんな看板があるとは、ウガンダは油断ならない。気をつけよう。

マサキは小さな町で特に魅力を感じなかったので、そのままンバララという町までのバスに乗り、移動した。ンバララはそこそこ大きな町でスーパーもあったので、昼飯を食い、宿を探した。ただ居心地のよい宿はなく、この町に見所があるわけではないので、一気にフォートポータルまで行くことにした。

フォートポータルはツーリストがよく来るので、なかなか居心地が良さそうだった。夜、宿の近くには屋台が出て、安く食べることもできた。旅人たちがこぞって絶賛するロレックスという、チャパティに卵と野菜を入れたものは、安いだけで特別美味くはなかった。旅人のブログで見る情報は読者を引き付けるため誇張されていることが多く、そこそこ旨いものは絶品!、そんなに美味しくないものは食えたものではない!という具合に変更される。ロレックスもまー悪くは無いが、チャパティと卵、野菜と塩以外の味はしないし、毎日こればっかは食べる気がしない。それよりは屋台の焼き鳥のほうがはるかに旨いとおもった。






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