2日前にジンジャに着いて、昨日ようやく最後の狂犬病ワクチン摂取を終えた。これで治療は完了だ。ジプチで野良猫に噛まれ、この猫なら大丈夫だろうとワクチン摂取せず、4日後にエチオピアでやはり不安になり、ワクチン摂取を開始。計3回エチオピアで摂取、1回をナイロビで、最後の1回をジンジャとかなり国をまたいだ治療になった。摂取の日にワクチンを持ってる病院のある町にいなくてはならないので、旅行中に犬や猫に噛まれると本当に面倒なことになる。これからはどんなに甘えてこようが、2度と近づかない。
ジンジャはナイル川がヴィクトリア湖から流れ始める場所にある町だ。ここから始まるナイル川がエジプトまでいき、地中海に流れ込んでいる。そんな雄大なナイルでなんとラフティングができるのがジンジャだ。しかも、ここはグレード5という日本ではあり得ない激しさの瀬を下れるらしい。ジンカの宿で会った、かなり面倒くさい、おじさんバックパッカーが大絶賛していた。
あのおじさんは本当にどうしょうもなかったので、ラフティングもどうしょうか悩んだが、事前情報で140ドルかかると聞いていたツアーを80ドルでできる会社を見つけて、やってみることにした。
9時にピックアップで30分ほどでナイル川の畔のキャンプに到着。朝食をたべた。他にも数人参加者がいると聞いていたが、ケニア人の男の子二人だけ加わり、あとはマラリアで参加できなくなったらしい。ケニア人たちは何故か朝食のときはいなくて、ボートに乗る場所に行く途中に通りでピックアップした。客でなく知り合いなのかもしれない、
ボート乗り場で簡単な説明を受け、ボートに乗り込んでから、動作の練習をした。他のツアー会社より60ドルも安いだけあり、道具類は手作りレベルだった。何よりボートは常に空気を入れ続けなければならなかった。
水面は湖のように静がで、流れは殆どない。皆でかなり漕がなければ進まないが、四人しかいないし、ガイドは空気入れで忙しくて全く漕がない。いつになったら、瀬に着くのか不安になる。
一時間くらいは漕いだり、疲れて風で運ばれたりして、ようやく瀬にたどり着いた。ここの瀬は緩い滝といった感じで、かなりの落差がある。
ガイドの指示で、みんな漕いだり、止めたりを繰り返し瀬のなかに突入。思ったより、安定してるなーと思ったら、目の前に2mくらいの水の窪みがあり落下。ボートはなんとかひっくり返らなかったが、乗ってるみんなはスッ転んでボートの上でもがいている。波のような水がボートに乗りかかり、皆パニック。なんとかロープに捕まって耐えているとすぐに滝を抜け出した。目の前にはまた、湖のようなだだっ広い水面が何処までも続いている。
ウガンダのラフティングはかなり極端だ。そもそもナイル川なのでそんなに急流ではなく、何ヵ所かある滝の部分でラフティングを楽しむという感じだ。あとの部分はひたすら水の上で暇だ。漕いでも少しは進むがすぐに疲れてしまう。何よりガイドは漕がない。こんなに自分達で漕がないと進まないラフティングはないだろう。腕と肩はすでに限界間近だ。
一時間以上暇な時間が流れ、何なんだこれーと思っていたら、ようやく二つ目の滝に差し掛かった。皆ヘルメットを着けて、ライフジャケットを点検して、滝に突入。今度もガイドの指示で、漕いだり、止めたりを繰り返しながら、瀬の中をすすむ。大きな波をひとつ越えると、大きな窪みが待っている。今度のは無理だなーと思ったら、見事にボートはひっくり返った。水面が波立ってなかなか顔を出せない。ボートのロープに捕まって耐えて、しばらくしてようやく顔を出すと回りにもみんながロープにしがみついていた。みんな必死だ。ガイドはひっくり返ったボートの上に乗り、パドルを使ってボートを元に戻した。
どの瀬も短いのですぐに終わってしまう。そしてそのあとには必ず長く、暇な水面が待っている。滝は確かに激しいが、それ以外の水面とのギャップがありすぎて、緊張感がまったく保てない。へんなラフティングだ。
最後の瀬をボートを運んで2回ほどラフティングしてから、上がって飯を食った。ラフティング自体は体力を使わなかったが、静な水面を漕ぐのに凄まじい体力を使い、疲労困憊だ。
ガイドは滝の近くのベンチへ連れていき、ベンチに刻まれた名前を指して、「この男が俺にラフティングとカヤックを教えてくれた」と言った。「でもコンゴで新しいラフティングの会社を作りに行き、クロコダイルに食べられてしまった」と話し、寂しそうな目でベンチを見つめた。
クロコダイルのいるとこでラフティングしてはいけない。
ジンジャはナイル川がヴィクトリア湖から流れ始める場所にある町だ。ここから始まるナイル川がエジプトまでいき、地中海に流れ込んでいる。そんな雄大なナイルでなんとラフティングができるのがジンジャだ。しかも、ここはグレード5という日本ではあり得ない激しさの瀬を下れるらしい。ジンカの宿で会った、かなり面倒くさい、おじさんバックパッカーが大絶賛していた。
あのおじさんは本当にどうしょうもなかったので、ラフティングもどうしょうか悩んだが、事前情報で140ドルかかると聞いていたツアーを80ドルでできる会社を見つけて、やってみることにした。
9時にピックアップで30分ほどでナイル川の畔のキャンプに到着。朝食をたべた。他にも数人参加者がいると聞いていたが、ケニア人の男の子二人だけ加わり、あとはマラリアで参加できなくなったらしい。ケニア人たちは何故か朝食のときはいなくて、ボートに乗る場所に行く途中に通りでピックアップした。客でなく知り合いなのかもしれない、
ボート乗り場で簡単な説明を受け、ボートに乗り込んでから、動作の練習をした。他のツアー会社より60ドルも安いだけあり、道具類は手作りレベルだった。何よりボートは常に空気を入れ続けなければならなかった。
水面は湖のように静がで、流れは殆どない。皆でかなり漕がなければ進まないが、四人しかいないし、ガイドは空気入れで忙しくて全く漕がない。いつになったら、瀬に着くのか不安になる。
一時間くらいは漕いだり、疲れて風で運ばれたりして、ようやく瀬にたどり着いた。ここの瀬は緩い滝といった感じで、かなりの落差がある。
ガイドの指示で、みんな漕いだり、止めたりを繰り返し瀬のなかに突入。思ったより、安定してるなーと思ったら、目の前に2mくらいの水の窪みがあり落下。ボートはなんとかひっくり返らなかったが、乗ってるみんなはスッ転んでボートの上でもがいている。波のような水がボートに乗りかかり、皆パニック。なんとかロープに捕まって耐えているとすぐに滝を抜け出した。目の前にはまた、湖のようなだだっ広い水面が何処までも続いている。
ウガンダのラフティングはかなり極端だ。そもそもナイル川なのでそんなに急流ではなく、何ヵ所かある滝の部分でラフティングを楽しむという感じだ。あとの部分はひたすら水の上で暇だ。漕いでも少しは進むがすぐに疲れてしまう。何よりガイドは漕がない。こんなに自分達で漕がないと進まないラフティングはないだろう。腕と肩はすでに限界間近だ。
一時間以上暇な時間が流れ、何なんだこれーと思っていたら、ようやく二つ目の滝に差し掛かった。皆ヘルメットを着けて、ライフジャケットを点検して、滝に突入。今度もガイドの指示で、漕いだり、止めたりを繰り返しながら、瀬の中をすすむ。大きな波をひとつ越えると、大きな窪みが待っている。今度のは無理だなーと思ったら、見事にボートはひっくり返った。水面が波立ってなかなか顔を出せない。ボートのロープに捕まって耐えて、しばらくしてようやく顔を出すと回りにもみんながロープにしがみついていた。みんな必死だ。ガイドはひっくり返ったボートの上に乗り、パドルを使ってボートを元に戻した。
どの瀬も短いのですぐに終わってしまう。そしてそのあとには必ず長く、暇な水面が待っている。滝は確かに激しいが、それ以外の水面とのギャップがありすぎて、緊張感がまったく保てない。へんなラフティングだ。
最後の瀬をボートを運んで2回ほどラフティングしてから、上がって飯を食った。ラフティング自体は体力を使わなかったが、静な水面を漕ぐのに凄まじい体力を使い、疲労困憊だ。
ガイドは滝の近くのベンチへ連れていき、ベンチに刻まれた名前を指して、「この男が俺にラフティングとカヤックを教えてくれた」と言った。「でもコンゴで新しいラフティングの会社を作りに行き、クロコダイルに食べられてしまった」と話し、寂しそうな目でベンチを見つめた。
クロコダイルのいるとこでラフティングしてはいけない。