2016/APR/21 「ザンジバル」

YWCAの前からフェリーターミナルへは2000シリングだったので、トゥクトゥクで移動した。ダルエスサラームは、三泊したが、ここは居心地がよくなかった。夕方の6時にはほとんどの店が閉まってしまうし、屋台も少ないので、夕飯を食べる所に苦労した。夕飯を食いそびれると、仕方なしに、路上で白米に豆、野菜をかけた飯を食べるのだが、真っ暗闇の中、治安が悪いダルエスの路上飯は後が気になって落ち着かない。
町の中心部には沢山のインド人が住んでいて、ほとんどの店のオーナーは彼らだった。宿も高く、この町唯一のドミトリーがあるYWCAにバックパッカーは殺到していた。

殆どのツーリストが素通りして、ザンジバルへ向かうのに3泊したのは、事実上の首都なので、町をしっかり見たかったからだ。どんな国でも首都は特別だと思う。

前日買ったチケットとパスポートを入口で見せて、荷物検査を受けた。受けたといっても外国人は殆ど素通りだ。船に乗り込むと2階のVIP席に通された。これはまた、後からお金お金と言われるのかなーと思ったが、よく考えたら、チケットは外国人料金でVIPとも書いてあった。席はVIPというだけあって、エアコンがこれでもか!というくらい効いていて、大きなスクリーンにはMr.Beenが絶えず再生され続けていた。

ザンジバルへは四時間の航海だった。同じタンザニアだけど、入国審査を受けてから、港の外に出た。すぐに客引きに囲まれるが、宿は知ってると言って、調べていた宿に歩き始めた。

魚市場の近くのマンディゲストハウスは40ドルの部屋を20まで下げたが、もうひとつ気になってた、フラミンゴゲストハウスを見に行くことにした。ついてきた客引きはタンザナイトという宿をスゴい推してきたが、「興味がない」と言うと、親切にフラミンゴまで案内してくれた。フラミンゴは一泊15ドルだが、一切値引きをしなかった。立地もいいのでここが良かったが、値段が高いので、客引きの推すタンザナイトも見てみることにした。

タンザナイトは値引き後に一泊10ドルまで下がり、朝食もつけてくれた。さらにチェックインの時に10ドルが20,000シリングに下がった。2,000シリングだがこの差は大きい。

ザンジバルのストーンタウンは、コロニアルな街並みと、イスラムの町の細い迷路のような路地が融合した面白い町だ。海岸では子供達が海へ次々と飛び込んで遊んでいるし、夕方には海沿いの公園に観光客用の屋台が並び賑わいをみせる。ローカルな面とツーリズムな面の両方がいい具合に混ざっているようだ。東アフリカではエジプト以南で始めて、魅力的に思える町にたどり着いた。





















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