朝6時に出発と聞いていたが、7時から朝食で、出たのは8時過ぎだった。その後、なぜか警察へ向かった。なぜ警察に来たのか聞くと、ドライバーは「昨夜、コックが警察に捕まってしまい、彼がンゴロンゴロの入場券を持っていたので取りに来た」という。あのコックにいったい何が起きたのだろう。
結局、ンゴロンゴロの入口ゲートに着いたのは10:30だった。まー早く来ようが、ンゴロンゴロは中にいられるのは6時間と決まっているのでそんなに影響はないが、あまり遅くなるとカラトゥからの乗り合いジープが無くなりそうで、心配になった。
天気は雨で、霧がかっているので視界は100mくらいしかない。ンゴロンゴロには動物よりもランドスケープを見に来たので、ガッカリだ。これでは、火山のクレーターの中に動物達が住み着いたという全景は見れそうもない。展望台の前を通りすぎるが、霧でなにも見えないので止まりさえしなかった。
公園のヘッドクォーターの前を通るとクレーターの上に少し青空が見えた。クレーターは霧がなく、中央の湖がよく見え、周りの草地にも陽が当たっている。
クレーターへの坂道を進むと青空は少しずつ広がり始めた。クレーターに降りるとシマウマやヌーがいるのが見えた。トムソンガゼルもいる。車は湖に向かって進んでゆく。遠くにゾウがいるが、遠すぎてよく見えない。タンザニアのサファリは基本的に車は公園内の道しか走れない。道をバックで引き返すことも許されてないので、公園内の道を進むだけだ。マサイマラでは、草の低い場所では草地の中に入っていき、動物に近づけたが、ここでは近くにいなければ、双眼鏡で眺めるしかない。車が湖の周りの道を走ると数千羽はいるだろうフラミンゴがいたが、距離が離れすぎていて、肉眼では詳細が見えない。マサイマラでサファリをしてしまっているので、全体的に動物たちとの距離が遠く、よっぽどの望遠レンズでもない限り、アップの写真も撮れない。マサイマラでさえ手持ちの105mmズームでは勝負にならなかったが、ここではもはや、風景に点々としか映らないので、もう少しズームがあればなーという気持ちにもならない。
カバの池でランチを食べ、そこからまたサファリを再開。この頃にはクレーターの天気は青空が広がり、クレーターを囲む山も360度見渡せた。ここが本当にクレーターの中だと認識できると不思議な気分だ。しばらく進むとライオンもいたが遠すぎてよく見えない。そして、ンゴロンゴロで有名なクロサイを発見するが、こっちも遠すぎ。しかも殆ど動かないので、う~んという感じ。スウェーデン人は「ビックファイブの内、四つ見た!」と喜んでいるが、まー見るには見たけど、どれも遠かったなーと素直に喜べない。何よりンゴロンゴロは肉食の動物がかなり少ない。サファリを1ヶ所だけ考えてる人にはお勧め出来ない。
でも、クレーターから出るときに坂からの景色はスゴい。この頃には天気は完全に晴れで走りながら、クレーターの全景が眺められる。クレーターの中にこれだけの動物達が生態系を作って暮らしているのは本当に不思議だ。
行きは止まりさえしなかった展望台に帰りは止まり、クレーターを眺めた。ここからの眺めは動物の事は忘れるくらい壮大で、来てよかったなーという総括が余裕でできる。
4:30にゲートを出て、5時過ぎにカラトゥに着いた。ドライバーはマンゴーラ村行きのジープを探してくれ、そこで他のメンバーとはお別れとなった。ジープを見ると信じられないくらい人が乗っている。スペイン人はそれを見て、「リアルアドベンチャーに向かうんだな」と言った。しんどい旅になりそうだ。
ジープは三台止まっていて、先に出発するジープに乗せてもらった。ジープは後部座席の後ろの荷台に木のベンチを置いて、人を乗せている。荷台自体は室内だが、助手席3人、後部座席5人に比べ、9人と信じられない量の人を詰め込む。全く身動き取れないし、揺れる度に鉄の骨組みに当たって痛い。これで助手席と同じ値段は酷すぎる。この前見たシンドラーのリストのアウシュビッツへ向かう、ユダヤ人を乗せた列車のほうがまだスペースがある。
マンゴーラまでの道は悪く、雨が降れば通れなくなりそうだった。二時間ほど耐えるとなんとか村に着いた。道中、ガイドだというラスタマンにズット「宿はあるのか?俺が知ってるぞ」とか「ブッシュマンの村へ行くならガイドしてやる」と話しかけてきて、無視していたが、マンゴーラはホントに何もない村で建物も密集してないので、宿探しが不安になり、彼のいう宿に案内してもらった。ロジーナというおばさんがやってる宿で4部屋しかなかった。「ラスタマンは明日の話しをしよう」と言うので、「取り合えず、夕飯を食べたい」と言うと、近くのレストランへ連れて行ってくれた。しかし、そこは閉まっていて、他にないから、近くの別の村へバイクタクシーで行って食べてこいと、バイクタクシーを連れてきた。スゴい所に来てしまったようだ。
バイクタクシーで近くの村で飯を食って戻ると、ラスタマンはブッシュマンの村へ行く方法を話し始めた。彼はクワルダといい、公認ガイドだという。ブッシュマンの村へ行くには政府のCulture&Tourismオフィスで登録が必用で、ブッシュマンの入村料、ガイド代、エヤシィ湖エリアの入場料もそこで支払うらしい。
それならボッタクリはないだろうと、明日の朝にクワルダとそのオフィスに行き、それからブッシュマンの村へ行く約束をした。村まで行くためのバイクタクシーも彼が手配することになった。聞いていた話しと違かったのはブッシュマンへのお金が20ドルですんだことだ。
取り合えずこれで手配は完了。クワルダはかなり怪しいが、ここに着いてから、彼以外に英語の話せる人を見てないので、他に方法はなさそうだ。Suuntoの時計で標高を見ると1000mくらいを指している。湖の近くだし、さぞかしマラリアが猛威を振るっていることだろう。こんな夜はアテネで買ったディート50%の虫除けをかけまくって寝よう。
結局、ンゴロンゴロの入口ゲートに着いたのは10:30だった。まー早く来ようが、ンゴロンゴロは中にいられるのは6時間と決まっているのでそんなに影響はないが、あまり遅くなるとカラトゥからの乗り合いジープが無くなりそうで、心配になった。
天気は雨で、霧がかっているので視界は100mくらいしかない。ンゴロンゴロには動物よりもランドスケープを見に来たので、ガッカリだ。これでは、火山のクレーターの中に動物達が住み着いたという全景は見れそうもない。展望台の前を通りすぎるが、霧でなにも見えないので止まりさえしなかった。
公園のヘッドクォーターの前を通るとクレーターの上に少し青空が見えた。クレーターは霧がなく、中央の湖がよく見え、周りの草地にも陽が当たっている。
クレーターへの坂道を進むと青空は少しずつ広がり始めた。クレーターに降りるとシマウマやヌーがいるのが見えた。トムソンガゼルもいる。車は湖に向かって進んでゆく。遠くにゾウがいるが、遠すぎてよく見えない。タンザニアのサファリは基本的に車は公園内の道しか走れない。道をバックで引き返すことも許されてないので、公園内の道を進むだけだ。マサイマラでは、草の低い場所では草地の中に入っていき、動物に近づけたが、ここでは近くにいなければ、双眼鏡で眺めるしかない。車が湖の周りの道を走ると数千羽はいるだろうフラミンゴがいたが、距離が離れすぎていて、肉眼では詳細が見えない。マサイマラでサファリをしてしまっているので、全体的に動物たちとの距離が遠く、よっぽどの望遠レンズでもない限り、アップの写真も撮れない。マサイマラでさえ手持ちの105mmズームでは勝負にならなかったが、ここではもはや、風景に点々としか映らないので、もう少しズームがあればなーという気持ちにもならない。
カバの池でランチを食べ、そこからまたサファリを再開。この頃にはクレーターの天気は青空が広がり、クレーターを囲む山も360度見渡せた。ここが本当にクレーターの中だと認識できると不思議な気分だ。しばらく進むとライオンもいたが遠すぎてよく見えない。そして、ンゴロンゴロで有名なクロサイを発見するが、こっちも遠すぎ。しかも殆ど動かないので、う~んという感じ。スウェーデン人は「ビックファイブの内、四つ見た!」と喜んでいるが、まー見るには見たけど、どれも遠かったなーと素直に喜べない。何よりンゴロンゴロは肉食の動物がかなり少ない。サファリを1ヶ所だけ考えてる人にはお勧め出来ない。
でも、クレーターから出るときに坂からの景色はスゴい。この頃には天気は完全に晴れで走りながら、クレーターの全景が眺められる。クレーターの中にこれだけの動物達が生態系を作って暮らしているのは本当に不思議だ。
行きは止まりさえしなかった展望台に帰りは止まり、クレーターを眺めた。ここからの眺めは動物の事は忘れるくらい壮大で、来てよかったなーという総括が余裕でできる。
4:30にゲートを出て、5時過ぎにカラトゥに着いた。ドライバーはマンゴーラ村行きのジープを探してくれ、そこで他のメンバーとはお別れとなった。ジープを見ると信じられないくらい人が乗っている。スペイン人はそれを見て、「リアルアドベンチャーに向かうんだな」と言った。しんどい旅になりそうだ。
ジープは三台止まっていて、先に出発するジープに乗せてもらった。ジープは後部座席の後ろの荷台に木のベンチを置いて、人を乗せている。荷台自体は室内だが、助手席3人、後部座席5人に比べ、9人と信じられない量の人を詰め込む。全く身動き取れないし、揺れる度に鉄の骨組みに当たって痛い。これで助手席と同じ値段は酷すぎる。この前見たシンドラーのリストのアウシュビッツへ向かう、ユダヤ人を乗せた列車のほうがまだスペースがある。
マンゴーラまでの道は悪く、雨が降れば通れなくなりそうだった。二時間ほど耐えるとなんとか村に着いた。道中、ガイドだというラスタマンにズット「宿はあるのか?俺が知ってるぞ」とか「ブッシュマンの村へ行くならガイドしてやる」と話しかけてきて、無視していたが、マンゴーラはホントに何もない村で建物も密集してないので、宿探しが不安になり、彼のいう宿に案内してもらった。ロジーナというおばさんがやってる宿で4部屋しかなかった。「ラスタマンは明日の話しをしよう」と言うので、「取り合えず、夕飯を食べたい」と言うと、近くのレストランへ連れて行ってくれた。しかし、そこは閉まっていて、他にないから、近くの別の村へバイクタクシーで行って食べてこいと、バイクタクシーを連れてきた。スゴい所に来てしまったようだ。
バイクタクシーで近くの村で飯を食って戻ると、ラスタマンはブッシュマンの村へ行く方法を話し始めた。彼はクワルダといい、公認ガイドだという。ブッシュマンの村へ行くには政府のCulture&Tourismオフィスで登録が必用で、ブッシュマンの入村料、ガイド代、エヤシィ湖エリアの入場料もそこで支払うらしい。
それならボッタクリはないだろうと、明日の朝にクワルダとそのオフィスに行き、それからブッシュマンの村へ行く約束をした。村まで行くためのバイクタクシーも彼が手配することになった。聞いていた話しと違かったのはブッシュマンへのお金が20ドルですんだことだ。
取り合えずこれで手配は完了。クワルダはかなり怪しいが、ここに着いてから、彼以外に英語の話せる人を見てないので、他に方法はなさそうだ。Suuntoの時計で標高を見ると1000mくらいを指している。湖の近くだし、さぞかしマラリアが猛威を振るっていることだろう。こんな夜はアテネで買ったディート50%の虫除けをかけまくって寝よう。