2016/APR/17 「キリマンジャロ」

モシの町はキリマンジャロ登山のベースだ。キリマンジャロがなければ、存在しなかったようなモシの町はまったくもって見所もない。当初、アフリカに来たらキリマンジャロに登ろうと思っていたが、どうやらキリマンジャロは標高は高いが歩いていれば、そのうち頂上に着くという山だとわかり、スタンリー山を登った後、もはや馬鹿らしいツアー代を払う気にはならなかった。この町に来たのは、遠くからでもキリマンジャロを一目見ようと思ったからだ。

アルーシャ バックパッカー ホステルと同じオーナーが、ここでもキリマンジャロ バックパッカー ホステルという宿をやっていて、6ドルでホットシャワー、朝食、wifi付きの快適なドミに泊まることができた。

タンザニアでは4月、5月は大雨季と呼ばれ、強い雨が降る。小雨季(11月~2)のように一日中降ることはないので、割と旅しやすいが、キリマンジャロは雲で覆われて見れそうもなかった。モシに来たら、キリマンジャロを見ながらキリマンジャロコーヒーを飲もうと思っていたが、一日中、キリマンジャロを覆う雲はまったく動く気配がない。結局、キリマンジャロは見えないので、キリマンジャロコーヒーだけ飲むことにした。旅行代理店の客引きは「登れば見えるぞ」と言うが、あれだけ雲に覆われているということは、登ってる間ずっと雨だろうし、キリマンジャロに登るには最低1000ドルもかかる。

タンザニアの雨季はケニアの雨季と反転していて、こっちが雨季ならあっちが乾季といった感じだ。雨季ならサファリでは動物が沢山見れるが山は見えない。乾季に来れば、キリマンジャロは毎日のように眺められる。どちらが良いかはその人の興味次第だ。





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