モザンビーク島へのバスは朝の四時発で、三時半に集合と言われた。モザンビークの移動はいつも、とんでもなく早い。エチオピアでもバスはいつも朝の5時で、苦労したが、ここのは更に早いので軽く体調を崩す。なんでこんな時間に?と思うが、現地民も暗いなか3時くらいには集まってくる。
ペンバからモザンビーク島への直通は無いので、ナカラ行きバスに乗り、モナポで途中下車して、チャタとモザンビーク人が呼ぶ、乗り合いのバンでモザンビーク島へ向かう。島は大陸から一車線の細い橋で繋がれていて、橋の手前からは更にトラックの荷台に乗って橋をわたる必要がある。この橋はかなり長く、遠浅の海の上を果てしなく続いていて、気持ちがいい。その先には真っ青の海に浮かぶモザンビーク島が、待ち構えていた。見るからに良いところだ。
トラックの運ちゃんに宿の名前を伝えていたので、近くで下ろしてくれた。料金は10メティカルだが、荷物代で10メティカルと言われた。モザンビークではバスでボラれることが無いし、たった20円なので払ってやった。
宿は島のダウンタウンにあったようで、トラックは更に先まで客を乗せて走っていった。ダウンタウンは少し変わった作りで、島の中央を走る道が少し高くなっていて、その両側の道より低い土地にバラックのような家がひしめき合っていた。なぜこうなったのかは不明だが、道からは、ダウンタウンが見渡せてなかなか良い。
宿はインド系のオーナーで太っちょの奥さんが仕切っている。ドミで400なので、あまり安くはない。モザンビークの宿は地域によってかなり、値段の差がある。400円くらいから泊まれる町もあれば、最低でも1000円という町もある。それも大都市なら分かるが、辛うじて村から町に昇格したような場所でだ。
宿にはキッチンがあり、炭火だが、調理が出来た。お湯を貰ってコーヒーをいれて、道中買ったトマトとゆで玉子とパンを食べて昼食にした。スタッフが何やら横で、なにか穀物の粉を煮込んでウガリに似た食べ物を作っている。聞くと、「キーナだ」と教えてくれた。ペンバで現地人から教わったローカルフードがたしか、キーナだった。「少し試食したい」と言うと皿にキーナとダールのような汁をよそってくれた。味はウガリより、粉が粗く、なかなか美味しかった。
ひと休みしてから、町を散歩しに出た。すぐ近くには商店があり、イボ島よりもはるかに便利そうだ。島には子供が以上に多くて、人懐っこい。直ぐに寄ってきては「フォト!フォト!」と言ってくる。一枚とると何人も集まってきて収集がつかなくなる。モザンビークはツーリストが、少ないので人も素朴でいい感じだ。ビーチ沿いを歩いて、付いてきた子供に市場まで案内してもらった。お店は少ないが必要なものはおおよそ手に入りそうだ。野菜も種類は少ないが売っている。子供に魚が欲しいと言うと、今度は魚市場へ連れていってくれた。規模は小さいが、漁から戻った船が浜に着くと人が一気に群がって魚を買っている。ザンジバルと同じだ。市場の建物は殆ど使われてなく、波打ち際で人が固まってるところに顔を突っ込んで、何があるか見て、欲しかったら値段を聞いて買う感じ。値段もそんなに高くはない。パスタ用に小振りのイカを20メティカルで買った。
モザンビークでは買い物をするときに袋をくれないことが多く、ここでも皆タライやら、バケツ持参だ。何も無いので仕方なく、宿までイカの足を持って、歩いて帰った。通りの人々はイカを持ってるのを見ると「いいねー」と話しかけてくる。ここの人達は本当にフレンドリーで気持ちがよい。東アフリカでこんな場所があるとは、期待してなかった分、幸せな気分になった。魅惑のモザンビーク島はいい滞在が出来そうだ。
ペンバからモザンビーク島への直通は無いので、ナカラ行きバスに乗り、モナポで途中下車して、チャタとモザンビーク人が呼ぶ、乗り合いのバンでモザンビーク島へ向かう。島は大陸から一車線の細い橋で繋がれていて、橋の手前からは更にトラックの荷台に乗って橋をわたる必要がある。この橋はかなり長く、遠浅の海の上を果てしなく続いていて、気持ちがいい。その先には真っ青の海に浮かぶモザンビーク島が、待ち構えていた。見るからに良いところだ。
トラックの運ちゃんに宿の名前を伝えていたので、近くで下ろしてくれた。料金は10メティカルだが、荷物代で10メティカルと言われた。モザンビークではバスでボラれることが無いし、たった20円なので払ってやった。
宿は島のダウンタウンにあったようで、トラックは更に先まで客を乗せて走っていった。ダウンタウンは少し変わった作りで、島の中央を走る道が少し高くなっていて、その両側の道より低い土地にバラックのような家がひしめき合っていた。なぜこうなったのかは不明だが、道からは、ダウンタウンが見渡せてなかなか良い。
宿はインド系のオーナーで太っちょの奥さんが仕切っている。ドミで400なので、あまり安くはない。モザンビークの宿は地域によってかなり、値段の差がある。400円くらいから泊まれる町もあれば、最低でも1000円という町もある。それも大都市なら分かるが、辛うじて村から町に昇格したような場所でだ。
宿にはキッチンがあり、炭火だが、調理が出来た。お湯を貰ってコーヒーをいれて、道中買ったトマトとゆで玉子とパンを食べて昼食にした。スタッフが何やら横で、なにか穀物の粉を煮込んでウガリに似た食べ物を作っている。聞くと、「キーナだ」と教えてくれた。ペンバで現地人から教わったローカルフードがたしか、キーナだった。「少し試食したい」と言うと皿にキーナとダールのような汁をよそってくれた。味はウガリより、粉が粗く、なかなか美味しかった。
ひと休みしてから、町を散歩しに出た。すぐ近くには商店があり、イボ島よりもはるかに便利そうだ。島には子供が以上に多くて、人懐っこい。直ぐに寄ってきては「フォト!フォト!」と言ってくる。一枚とると何人も集まってきて収集がつかなくなる。モザンビークはツーリストが、少ないので人も素朴でいい感じだ。ビーチ沿いを歩いて、付いてきた子供に市場まで案内してもらった。お店は少ないが必要なものはおおよそ手に入りそうだ。野菜も種類は少ないが売っている。子供に魚が欲しいと言うと、今度は魚市場へ連れていってくれた。規模は小さいが、漁から戻った船が浜に着くと人が一気に群がって魚を買っている。ザンジバルと同じだ。市場の建物は殆ど使われてなく、波打ち際で人が固まってるところに顔を突っ込んで、何があるか見て、欲しかったら値段を聞いて買う感じ。値段もそんなに高くはない。パスタ用に小振りのイカを20メティカルで買った。
モザンビークでは買い物をするときに袋をくれないことが多く、ここでも皆タライやら、バケツ持参だ。何も無いので仕方なく、宿までイカの足を持って、歩いて帰った。通りの人々はイカを持ってるのを見ると「いいねー」と話しかけてくる。ここの人達は本当にフレンドリーで気持ちがよい。東アフリカでこんな場所があるとは、期待してなかった分、幸せな気分になった。魅惑のモザンビーク島はいい滞在が出来そうだ。