今朝は朝イチからラクダに乗ることになっていた。あの元気のないラクダかーと不安だったが、乗るとしっかりとした足取りで歩き始めた。サハラ砂漠でも乗ったがラクダは臭い!ロープで繋がれているので操縦は不要でツーリストアトラクション感が強いのであまり好きではなかった。
ラクダは昨日とは別の砂丘まで行き、そこからは歩いて砂丘を堪能して、またラクダでゲルに帰った。
そして、また景色の変わらない移動が続いた。揺れが酷く眠ることもできないので暇だ。リサはシリトリをしようと言い出し、どーでもいいシリトリがしばらく続いたが、どちらかと言うと山の手線ゲームの方が盛り上がった。ランチで止まると、もはや何もないことに慣れてしまったみんなは時間をもて余し、車の影で寝て調理完了をひたすら待った。
この日の移動は長く、道も悪かった。
しばらくして、景色のなかにモニュメントバレーのような山が見えた。その山はさらに低い岩山に囲まれていて、岩山の切れ目からなかに入れそうだった。バイサに今日はそこでキャンプできないか聞くと、降りて確認しに行った。入り口に深そうな砂があり車がそこを越えれればキャンプできそうだった。トクサはまずまっすぐに砂を越えようとしたが諦めて、砂の左を廻ってなんとか越えた。
真ん中の山の目の前に車を停めてテントを張った。素晴らしいロケーションだ。バイサもトクサもキャンプしたことのない場所だった。
山の頂上へ登れそうなルートを探しに行った。裏側からすこし垂壁を登る必要があったが登れそうなルートを見つけた。試しに登ると上からは囲んでいる岩山の向こうまで360度見ることができた。夕日の時間にアンディを連れて再度登ると、そこからは遥か彼方の地平線に消えていく夕日が見えた。本当に良い場所を見つけたと満足感が込み上げてきた。