2015/AUG/30 「旨くないウマ肉」

昨日はすこし町を歩いた程度で宿でのんびりして過ごした。写真の整理は気が進まず、手がつけられなかったが洗濯は無事ランドリーから戻ってきた。

遅めの朝食をとって、宿のオーナーにテレルジの行き方を教えてもらった。もうツアーはいやだったので自力で行く方法を教えてもらった。リサを誘うと来るといい、一緒に行くことにした。

宿の近くから市バスで東端にあるバスターミナルへ向かった。そこから別のバスで発音のスゴく難しい町へ行き、そこの食堂で昼飯を食べた。焼肉定食のような物を頼みたかったが、値段の違う3種類があり、文字が読めないので困っていると右隣から日本語で「助けましょうか?」と不意に話しかけられた。見ると、言われなければ分からないほどモンゴル人の日本人が立っていた。彼は「その3つは肉が違うよ。一番高いのが牛で、次が馬、一番安いのが羊」と教えてくれた。馬が旨いと言うので馬肉の定食にした。彼は40くらいにみえたが、ウランバートルの大学でモンゴル語の勉強をしてるという。
お礼を言ってテーブルについた。しばらくして馬肉定食が来たが、臭いがキツかった。ウマがウマいと言うのは、ただのギャグだったのかも知れないなーと馬肉にしたのを後悔した。

テレルジへはさらに乗り合いのバンで30分ほどで着いた。観光地らしくたくさんのホテルとゲルが通り沿いにあり、すこしガッカリした。
ここへ来たのは馬に乗るためと気分を切り替えて、馬がとまっている場所へ向かった。ガイドもつけてもらい、3人で馬に乗り近くにあるというお寺に向かって歩き始めた。ゴビでは常に縄で引かれていたので、今度は一人で乗せてくれるように頼んだ。モンゴルではチューチューと言うと馬が進む。早く行くには足で腹をければいい。しかし、ここのガイドはバンバンムチを入れる。こっちの馬が進まないと後ろからムチを入れるので、びっくりする。大丈夫かと心配になったが、「問題ないからムチを入れろ」とジェスチャーをすっる。

ムチを入れると馬は早足で進む。大丈夫そうだ。リサは危険を察知したのか、しばらく縄で引いてもらっていたがそのうち一人で乗り始めた。寺で一度降りて鞍を締めなおして、

また同じ道を帰った。途中で近くのツーリストキャンプの敷地に馬が勝手に入り、そこから暴走し始めた。ガイドが素早く前にきて、「ストップ!」と叫んだ。手綱を目一杯引いてなんとか止まったが、一瞬まったく言うことを聞かなくなりびびった。
モンゴルでは馬に乗りながら弓を引けるようにまでなる予定だったが、どうやらそんなに簡単にはいかないようだ。そこからはかなり押さえめで乗って帰った。


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