2015/JUL/29 「ラダック」

前日、宿で手配してもらったタクシーは時間通り朝3時半にやってきて、宿のドアをたたいた。なんとなく目が覚めていたのですぐに降りて、タクシーに乗りこんだ。さすがにこの時間は道路はガラガラで20分で空港についた。よく考えるとデリーの空港は初めてだった。空港はきれいで近代的だ。さすが首都空港だけあってチェンナイのとは比べ物にならない。インドにもこんなにきれいな空港があるのかと安心した。

時間通りに開いた登場口から飛行機に乗るとすぐに寝てしまった。気がつくと肩をたたかれていて、簡単な食事が出されたのを隣のラダッキのおばさんが教えてくれていた。お腹が減ってたのですぐに食べ終えると周りの人が外を見て歓声を上げた。隣のおばさん越しに窓から外をみると乾燥した山々が見えた。高い山は雪をかぶっている。その景色はとても静的で色の少ないものだった。こんなところがあるんだなーとおばさんの前に乗り出して見入った。しばらくすると周りは雲で見えなくなり、次に視界が開けたときは着陸態勢だった。

レーの空港の滑走路はかなり荒れた土地にあり、すぐ横にはおおきな岩が転がっていた。まるで軍用の空港のようだ。すごいところに来たなーと思った。小さな空港の建物で荷物を受け取り入境申請を済ませた。市内まではTaxiしかなかったので他の乗客とシェアーして市内までたどり着いた。持ってた旅行人に載っていたOld Ladakh Guest HouseOld Lehと呼ばれるエリアにあり、車は通れない路地なので少し歩いて宿にたどり着いた。

部屋は埃っぽく、ベッドのシーツはかなり前からそこにあるようだった。宿のおじさんは1400Rsだと言った。ちょっと高いなーと思い、他に安い部屋を聞くと入り口脇の300Rsの部屋を見せてくれた。そっちは牢獄だった。とりあえず400Rsの部屋をキープして、荷物を置いて朝食を食べに出た。

路地を歩いてメインバザールへ出た。メインバザールは工事中のようで道はぼろぼろだし、誇りっぽい。しばらく歩いてラダックレストランに入り、トゥクパとジンジャーレモンティーを頼んだ。食べ終わると落ち着いたので宿に戻ることにした。

宿の前に来ると目の前にもう一軒宿があるのに気がついた。Tak Guest Houseとかいてある。中を覗くと高そうに見えた。すると宿のおばさんが部屋を見るかと聞いてきたので安い宿を探してるというと1400Rsだと言う。部屋を見せてもらうとOld Ladakh Guest Houseとは比べ物にならないほどきれいだった。しかもバスルームも部屋に付いていた。

まだお金は払ってなかったが、今から宿を変えれるか微妙だなーと考えた。とりあえずOld Ladakh Guest Houseにもどり、宿のおじさんにありのままを伝えた。するとおじさんはそっちがよければ出て行けばいいと機嫌を悪くしたが、宿泊費は取られないですんだ。すぐに荷物をTak Guest Houseの運びベットに横になった。標高のせいですこし頭が痛かったが、とても良い宿が見つかったなーと気分は上々だ。               




                

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