朝起きると、体が痒い事に気がついた。手首、足首、腰に30~40箇所くらいは刺されただろうか。ひょっとしたら出るかな?と思ったのでベッドの上に自分の寝袋を敷いて寝たのだが、防ぎ切れなかったようだ。前に、エチオピアでもトレッキングでやられた。あのときも自分の寝袋で寝て刺され、その後その寝袋に移住した虫達に二週間以上もやられ続けた。今回も寝袋への移住が完了している可能性が高い。
外に出ると、調理小屋にいたザジー弟が「朝食が出来ている」と教えてくれた。朝食と言っても、朝食の食材はたしかフランスパンとコーヒーしかないはずだ。キッチン小屋に入ると、フランスパンはわざわざ適当な長さに切って開いて皿に並べてあった。だが、ジャムもバターもないので、パン以外なにも無い。ジャムくらい買ってくれば良かったと後悔した。ザジー弟は「コーヒーだ」と大きな鍋の中のお湯で暖めていた寸胴を取り出した。直径15cmはある寸胴になみなみ入った黒い液体が見える。「これは?」「コーヒーだ」「渡したコーヒーの粉を使ったんだよね?」「そうだ」「。。。。。。」一体どれだけのコーヒーの粉を使ったのだろう。一杯で十分なのに、15杯は取れそうだ。「これはやりすぎだよ。とても飲めないから一緒に飲もう」と言い、二人でコーヒーをガブ飲みしてフランスパンを食べた。
泊めてくれた家主に10,000アリアリ(330円)渡し、早々に出発した。その日はブォヒチャンディアナ、テテザンルーチャという2つの村に立ち寄り、サカイブという、比較的大きな村に泊まることになった。初日に比べると登り降りが少し楽だった。ザジー弟曰く、サカイブは、ツアーのツーリストが来る村らしい。建物の大多数は金属波板の屋根で小さなソーラーパネルが載っている家が多い。
外に出ると、調理小屋にいたザジー弟が「朝食が出来ている」と教えてくれた。朝食と言っても、朝食の食材はたしかフランスパンとコーヒーしかないはずだ。キッチン小屋に入ると、フランスパンはわざわざ適当な長さに切って開いて皿に並べてあった。だが、ジャムもバターもないので、パン以外なにも無い。ジャムくらい買ってくれば良かったと後悔した。ザジー弟は「コーヒーだ」と大きな鍋の中のお湯で暖めていた寸胴を取り出した。直径15cmはある寸胴になみなみ入った黒い液体が見える。「これは?」「コーヒーだ」「渡したコーヒーの粉を使ったんだよね?」「そうだ」「。。。。。。」一体どれだけのコーヒーの粉を使ったのだろう。一杯で十分なのに、15杯は取れそうだ。「これはやりすぎだよ。とても飲めないから一緒に飲もう」と言い、二人でコーヒーをガブ飲みしてフランスパンを食べた。
泊めてくれた家主に10,000アリアリ(330円)渡し、早々に出発した。その日はブォヒチャンディアナ、テテザンルーチャという2つの村に立ち寄り、サカイブという、比較的大きな村に泊まることになった。初日に比べると登り降りが少し楽だった。ザジー弟曰く、サカイブは、ツアーのツーリストが来る村らしい。建物の大多数は金属波板の屋根で小さなソーラーパネルが載っている家が多い。
村に入る手前には棚田が広がっていて、なかなか良かった。村にはツーリストを泊める家が沢山あるようで、泊めさせてもらった建物も完全にツーリスト用で家族は別の所に住んでいた。ファリアリブ同様、家族のキッチンを借りて夕飯の準備に入る。ここでもザジー弟は「チキンを買うか?」と提案してきたが一蹴した。ただ、また野菜と米では寂しいので、卵を買いたいと頼んだ。
今日は早い時間に到着したので、夕飯前に村を歩き回ることができた。相変わらずザファマリニの人は写真を取られることを嫌がるので、写真はあまり取れなかったが、子供たちは外人に興味津々で、すぐに囲まれる。
家に戻るとザジー弟が「卵は買えた」と見せてきた。2つだけ買ったが、今日もオカズを家族とシェアすると言うので、家族分も卵を買い足した。ザジー弟は「今夜は何をつくる?」と聞いてきた。といっても、昨日の残りの野菜、インスタントヌードル2袋、卵4つ、家族から売ってもらう米しかない。まー野菜入りラーメンと目玉焼き、白米でいいんじゃないのと伝え、ニンジンから切り出すように指示を出した。するとザジー弟は「ニンジンは昨日使いきった」と言う。一キロも買ったニンジンを1度の夕飯で使ってしまったらしい。若干ニンジンが多いなーとは思っていたがまさか全部使ったとは思いもしなかった。「なぜペース配分しなかったんだ?」と聞いたが、答えはない。今朝のコーヒーといい、ニンジンといい、あるだけ使うのだろうか。こいつは本当に計算の出来ない男だ。「残った野菜を切って、ラーメンに入れて、米を焚いて、卵を焼いてくれ」と頼んで小屋を後にした。
夕方まで村を見て周り、家に戻ると、サジー弟が「飯くうか?」と聞いてきた。どれどれとキッチンに見に行くと、水を吸いすぎて焼きそばになったラーメンと米があった。頼んだ卵焼きは何故かラーメンの中に炒り卵として登場するというオリジナリティも披露した。もはや、なにも言うことはできなかった。ただ、味の濃い汁を吸いきったラーメンを米にかけて食うと意外にご飯がすすんだ。
飯のあと、外をウロウロしていると団体客を連れてきている別のガイドが、彼らのキッチンに招き入れてくれ、ガイド、ポーターと火を囲んで酒を飲んだ。自家製ラムにオレンジジュースを混ぜたような酒で大きなペットボトルに入ったものを回し飲みした。皆、薄暗いなかでそれをちびちび飲んでいる。壁の向こうには15人くらいのポルトガル人の団体客が夕飯を食べている声が聞こえてくる。聞くと彼らはアンボシチャから1泊2日で来ているという。1泊だと、大抵ここに来て、翌日帰るんだとガイドが教えてくれた。どうやらここはツアー観光客用の村のようだ。
今日は早い時間に到着したので、夕飯前に村を歩き回ることができた。相変わらずザファマリニの人は写真を取られることを嫌がるので、写真はあまり取れなかったが、子供たちは外人に興味津々で、すぐに囲まれる。
家に戻るとザジー弟が「卵は買えた」と見せてきた。2つだけ買ったが、今日もオカズを家族とシェアすると言うので、家族分も卵を買い足した。ザジー弟は「今夜は何をつくる?」と聞いてきた。といっても、昨日の残りの野菜、インスタントヌードル2袋、卵4つ、家族から売ってもらう米しかない。まー野菜入りラーメンと目玉焼き、白米でいいんじゃないのと伝え、ニンジンから切り出すように指示を出した。するとザジー弟は「ニンジンは昨日使いきった」と言う。一キロも買ったニンジンを1度の夕飯で使ってしまったらしい。若干ニンジンが多いなーとは思っていたがまさか全部使ったとは思いもしなかった。「なぜペース配分しなかったんだ?」と聞いたが、答えはない。今朝のコーヒーといい、ニンジンといい、あるだけ使うのだろうか。こいつは本当に計算の出来ない男だ。「残った野菜を切って、ラーメンに入れて、米を焚いて、卵を焼いてくれ」と頼んで小屋を後にした。
夕方まで村を見て周り、家に戻ると、サジー弟が「飯くうか?」と聞いてきた。どれどれとキッチンに見に行くと、水を吸いすぎて焼きそばになったラーメンと米があった。頼んだ卵焼きは何故かラーメンの中に炒り卵として登場するというオリジナリティも披露した。もはや、なにも言うことはできなかった。ただ、味の濃い汁を吸いきったラーメンを米にかけて食うと意外にご飯がすすんだ。
飯のあと、外をウロウロしていると団体客を連れてきている別のガイドが、彼らのキッチンに招き入れてくれ、ガイド、ポーターと火を囲んで酒を飲んだ。自家製ラムにオレンジジュースを混ぜたような酒で大きなペットボトルに入ったものを回し飲みした。皆、薄暗いなかでそれをちびちび飲んでいる。壁の向こうには15人くらいのポルトガル人の団体客が夕飯を食べている声が聞こえてくる。聞くと彼らはアンボシチャから1泊2日で来ているという。1泊だと、大抵ここに来て、翌日帰るんだとガイドが教えてくれた。どうやらここはツアー観光客用の村のようだ。