アンドリンギチャ最終日はタクシーブルースでアンバラバオに帰らなければならない。今日は市の立つ日なので、タクシーブルースは何本もあると言うので、少しは安心だ。ただし、出来れば今日、アンバラバオに着いたらそのままタナへのタクシーブルースに乗りたい。その為に昨日ガイドにJBに電話してタクシーブルースの予約をするよう頼んであった。このタクシーブルースは夕方4~6時に出発するので、それまでにアンバラバオに帰る必要がある。タクシーブルースが出ている村からアンバラバオまでは二時間。予定では今日は六時間のトレッキングだから6時に出れば12時に着ける計算で、何もなければ2時半には着けそうだ。ただし、チュニスと昨日発狂したフランス人の女の子次第だろう。
5時半に朝食をとり、時間通り6時にキャンプサイトを出た。しばらくは平らな草原が続いた。平らだと皆、かなり早く歩く。コイツら昨日とはギアが違うな!と思えるほど、一言も話さずに歩く。
暫くして、下りに入った。やはり下りではチュニスと発狂フランス人が遅れてくる。でも、二人は昨日の事を申し訳なく思ってるのか、かなり頑張りを見せてくれた。大きな開けた谷に向かって降りて行く下りは、なかなか気持ちよかった。日がドンドン高く登り、太陽に照らされたいる大地のラインがドンドンこっちに近づいてくる。
何度か休憩を挟んだが、無事に下りを降りきった。そこから少し進むと一つ目の村があった。キャンプサイトから二時間半が過ぎていた。ここまで三時間と聞いていたので大分いいペースだ。
ここで、ガイドの一人が別れて、帰路に着いた。彼の家は今越えてきた山の反対側で、ここから五時間の距離だそうだ。毎回仕事の度に5時間歩いてやって来るというのもなかなかスゴい。
我々はここから次の村まで歩き、そこからタクシーブルースだ。もう一人のガイドに次の村までの距離を聞くと、22キロだと答えた。ハーフマラソンだ。そんなにあるとは思わなかった。ここからは平らだが、下山して、その直後にハーフマラソンをするようなものだ。
これは大丈夫なのかな?と心配していると、あの下りで足を引っ張りまくったチュニスが、他を寄せ付けない速度で先頭を走り出した。そしてその後も誰にも追い抜かれることなく、このハーフマラソンをゴールした。チュニス、スゴいヤツだった。実は昨日の夕食の時にチュニスが、タクシーブルースの村まで歩かず、最初の村で車をチャーター出来ないかと提案をした。こっちは二日目も余裕だったので、「俺は全然走れるから、わざわざ追加のお金を払って車をチャーターする必要はない」とはね除けてしまった。でも、チュニスも問題なくやり遂げた。しかも、誰よりも早く。
二つ目の村につくと、村では市がたっていて、スゴい人だった。15分もするとタクシーブルースも出発した。これで、今日、タナ行きのタクシーブルースに乗ることが出来そうだ。
アンバラバオに着くと、すぐにJB trekkingのオフィスに行き、JBに「タクシーブルースは何時ごろかな?」と聞くと、「え!ずっと連絡待ってたけど、来ないからチケットは買ってない」と驚きの答えが帰ってきた。何やらガイドとJBが話を始めて、言った言ってないのような話をしている。結局、チケット予約はされてなく、すぐに聞いたが、タナへの直通タクシーブルースは完売していた。JBが「フィナランツェまで行き、タナ行きのタクシーブルースに乗るしかないな」と言った。悪いと思ったJBは、すぐにフィナランツェ行きを手配し、すぐに出るから準備をしろと言った。顔が利くようで、席も助手席だった。出発の前にJBは「他のツーリストに会ったらJB trekkingを紹介してくれ」と頼んできた。紹介せずとも、アンバラバオでここ以外の旅行会社は無いので、一人勝ちのはずだ。だが、ここについてから、色々とお世話してくれたJBはやはりいいやつだ。トレッキング前、家に泊めてくれたり、ATMに行きたいと言うと、往復のトゥクトゥク代金までだしてくれ、JBと息子三人でカウンターで並んで食べた安飯はいい思い出だ。しかも、俺だけトレッキング代金もディスカウントしてくれた。旅人に会ったら、ツアーはともかく、JBというホスピタリティー溢れる男がアンバラバオで待っていると伝えることにしよう。
5時半に朝食をとり、時間通り6時にキャンプサイトを出た。しばらくは平らな草原が続いた。平らだと皆、かなり早く歩く。コイツら昨日とはギアが違うな!と思えるほど、一言も話さずに歩く。
暫くして、下りに入った。やはり下りではチュニスと発狂フランス人が遅れてくる。でも、二人は昨日の事を申し訳なく思ってるのか、かなり頑張りを見せてくれた。大きな開けた谷に向かって降りて行く下りは、なかなか気持ちよかった。日がドンドン高く登り、太陽に照らされたいる大地のラインがドンドンこっちに近づいてくる。
何度か休憩を挟んだが、無事に下りを降りきった。そこから少し進むと一つ目の村があった。キャンプサイトから二時間半が過ぎていた。ここまで三時間と聞いていたので大分いいペースだ。
ここで、ガイドの一人が別れて、帰路に着いた。彼の家は今越えてきた山の反対側で、ここから五時間の距離だそうだ。毎回仕事の度に5時間歩いてやって来るというのもなかなかスゴい。
我々はここから次の村まで歩き、そこからタクシーブルースだ。もう一人のガイドに次の村までの距離を聞くと、22キロだと答えた。ハーフマラソンだ。そんなにあるとは思わなかった。ここからは平らだが、下山して、その直後にハーフマラソンをするようなものだ。
これは大丈夫なのかな?と心配していると、あの下りで足を引っ張りまくったチュニスが、他を寄せ付けない速度で先頭を走り出した。そしてその後も誰にも追い抜かれることなく、このハーフマラソンをゴールした。チュニス、スゴいヤツだった。実は昨日の夕食の時にチュニスが、タクシーブルースの村まで歩かず、最初の村で車をチャーター出来ないかと提案をした。こっちは二日目も余裕だったので、「俺は全然走れるから、わざわざ追加のお金を払って車をチャーターする必要はない」とはね除けてしまった。でも、チュニスも問題なくやり遂げた。しかも、誰よりも早く。
二つ目の村につくと、村では市がたっていて、スゴい人だった。15分もするとタクシーブルースも出発した。これで、今日、タナ行きのタクシーブルースに乗ることが出来そうだ。
アンバラバオに着くと、すぐにJB trekkingのオフィスに行き、JBに「タクシーブルースは何時ごろかな?」と聞くと、「え!ずっと連絡待ってたけど、来ないからチケットは買ってない」と驚きの答えが帰ってきた。何やらガイドとJBが話を始めて、言った言ってないのような話をしている。結局、チケット予約はされてなく、すぐに聞いたが、タナへの直通タクシーブルースは完売していた。JBが「フィナランツェまで行き、タナ行きのタクシーブルースに乗るしかないな」と言った。悪いと思ったJBは、すぐにフィナランツェ行きを手配し、すぐに出るから準備をしろと言った。顔が利くようで、席も助手席だった。出発の前にJBは「他のツーリストに会ったらJB trekkingを紹介してくれ」と頼んできた。紹介せずとも、アンバラバオでここ以外の旅行会社は無いので、一人勝ちのはずだ。だが、ここについてから、色々とお世話してくれたJBはやはりいいやつだ。トレッキング前、家に泊めてくれたり、ATMに行きたいと言うと、往復のトゥクトゥク代金までだしてくれ、JBと息子三人でカウンターで並んで食べた安飯はいい思い出だ。しかも、俺だけトレッキング代金もディスカウントしてくれた。旅人に会ったら、ツアーはともかく、JBというホスピタリティー溢れる男がアンバラバオで待っていると伝えることにしよう。