朝起きると、少し体調は良くなっていた。もう6:30で、出なければならないが今から荷詰めだ。なんとか、荷詰めをして宿代を払うと6:48だった。間に合うか怪しいが、やはり、体調が全快ではないので、バスに乗れなくてもいいかなーと中途半端な気持ちで宿をあとにした。
バス乗り場には10分ほど遅れて到着。既に皆、バスに乗って出発間際だった。バックパックを渡して、上に積んでもらってる間に、目の前の店でミルク入りコーヒーと揚げパン2個とドーナツを食べた。値段は聞いてなかったが、300アリアリ(10円)渡すと50アリアリ(1.5円)返ってきた。とんでもない安さだ。
奥の方に人を掻き分けて乗らないといけないかなーと思ったが、なんと!運ちゃんの隣のシートが用意されていた。しかも、運ちゃんの隣には二人乗るのだが、座り心地がいい窓際の席だ。今までチケット買うときに、ここがいいって言っても、取れなかったのに、今回は何の苦労もなく座ることになった。
アンボシチャを出たバスは途中まで舗装された道を走り、途中から未舗装の道に入った。そこからは、かなり道が悪く、雨季には通行止めになりそうな道だった。途中、幾つもの村がみえた。蔵のように窓がほとんど無い、土壁の家がたくさん建っている。3階建てなのか、高さがかなりあり、密集している。かわった外観だ。
アンボシチャから二時間半で、ザファマニリで一番大きな村のアントエチャに着いた。思ったよりたくさんの建物が建っていて、商店もあり、ビールも売っている。バスから降りると、いきなりたくさんの人に囲まれて、フランス語で話しかけられるが、理解不能でどうしていいか分からない。ここでガイドを雇って、トレッキングに出発しなければならないが、まずは英語の話せる人を探さないとダメそうだ。
すると、一人の男が「オフィスで入場料を払ってくれ」と言ってきた。アンボシチャの自称ガイド達から、アントエチャに着いたらザジーを探せと言われていた。「ザジーという男を知ってるか?」と聞くと「俺がザジーだ。今日、日本人が来ると連絡をもらったよ」と話した。どうやら、あのアンボシチャの自称ガイド達が連絡してくれていたようだ。4000アリアリ(132円)の手数料にしては、かなりいいサービスだ。
ザジーと一緒にオフィスに行き、入場料を払うと「俺の弟がガイドをする」と言ってきた。「え!あなたじゃないの?英語は大丈夫?」と聞くと「問題ない」と言うので、それで行くことに決まった。
ザジーの弟が準備している間に、食堂でご飯を食べ、ここに置いていく荷物を分け、食料をバックパックに詰めた。アンボシチャの自称ガイド達の勧めるままに人参や玉ねぎ、キャベツ、トマトを大量に買ったので、すごい重さだ。玉ねぎやキャベツはわかるが、普通に考えてこんなに人参は食べないだろう。
30分ほどして、ザジー弟がやってきた。食料を確認してもらうと、パンが足りないと言い、すでに4本持っていたが商店で更にパン4本を買い足した。二泊三日でどうやったら、フランスパン8本も食うのか不明だ。米と芋は村で帰ると聞いたのだが。
全ての準備がおわり、12時に村を出た。バックパックはザジー弟が背負ってくれたが、それでもザジー弟は歩くのが早かった。ザジー弟は英語があまり上手くなく、かわった話し方をした。スゴい体力だねと言うと「ミー ザファマニリ ハビタット。ノー プロブレム」と答えた。ザファマニリに住んでいるから、これくらい問題ないということだろう。ザジー弟とは何とか意思疏通できたが、何故か熱いと冷たいを英語で反対に覚えていて、コーヒーをいれようと言うといつも「コールドウォーターを作る」と言って、混乱を呼んだ。
三時間半くらい歩いて、キドドという村に着いた。キドドは小さな村で、全ての建物が伝統的な住宅だった。周りは村以外に何も人工的な物は見えない。ザファマニリ特有の木彫りの幾何学模様が彫られた扉がどの家にも付いている。女性達は食物の茎を編んだ帽子を被っていて、編んだ髪を後ろで纏めている。信じられないような光景だ。
村の中に入ると、皆こっちを見てきた。子供達は追ってきて、家の影からこちらを伺っている。よっぽど外国人が珍しいのだろう。
キドドが気に入って、ここに泊まりたかったが、ここにはツーリストを泊めてくれる家がないと言うので、次の村、ファリアリブを目指すことに。
ファリアリブへはさらに一時間の距離だった。ここの村も到着すると村人から好奇の目を浴び続けた。
今夜泊まる家に着くと、ザジー弟はさっそく調理を始めたが、何を作るか分かってなさそうだ。さらに、ここの家の人の分も作らないといけないと話しだした。それは聞いてない。それだと食料は足りるか怪しくなってくる。
取り合えず、野菜を切って、スープにしようと言って、切り始めてもらった。さらに村から米を買って、炊くことにした。ザジー弟は
鶏を買うか?と聞いてきたが、1羽単位でしか買えなく、20,000アリアリ(660円)もするのでやめた。買ってもこの家の家族と分けないといけない。
ファリアリブはキドドに比べると大きく、トタン屋根の家も少しだがあり、そこまで感動はなかった。それでも、ツーリストが頻繁に訪れている感じはなく雰囲気は悪くなかった。お世話になった家の周りは、ザジー弟が言うところの「ハウス トラディッショナル」が密集していて、それっぽい一角だった。一つ問題はこの村にはトイレが無かった。ザジー弟もその辺でいつもするように、村人たちもところ構わずといった感じだ。そんな所なので、同然、電気はなく、部屋には蝋燭を置いてくれた。空には信じられないくらい星が見える。久しぶりに月の時間がマッチしたようだ。星は月が出ていると明るくてあまり見えない。月が出る時間が遅いとこれくらいの時間でもたくさんの星が見える。
ザジー弟と夕飯を食べるとあとは何もすることが無かった。まだ七時半だが、あとは好きなだけ星を眺めて寝るだけだ。
バス乗り場には10分ほど遅れて到着。既に皆、バスに乗って出発間際だった。バックパックを渡して、上に積んでもらってる間に、目の前の店でミルク入りコーヒーと揚げパン2個とドーナツを食べた。値段は聞いてなかったが、300アリアリ(10円)渡すと50アリアリ(1.5円)返ってきた。とんでもない安さだ。
奥の方に人を掻き分けて乗らないといけないかなーと思ったが、なんと!運ちゃんの隣のシートが用意されていた。しかも、運ちゃんの隣には二人乗るのだが、座り心地がいい窓際の席だ。今までチケット買うときに、ここがいいって言っても、取れなかったのに、今回は何の苦労もなく座ることになった。
アンボシチャを出たバスは途中まで舗装された道を走り、途中から未舗装の道に入った。そこからは、かなり道が悪く、雨季には通行止めになりそうな道だった。途中、幾つもの村がみえた。蔵のように窓がほとんど無い、土壁の家がたくさん建っている。3階建てなのか、高さがかなりあり、密集している。かわった外観だ。
アンボシチャから二時間半で、ザファマニリで一番大きな村のアントエチャに着いた。思ったよりたくさんの建物が建っていて、商店もあり、ビールも売っている。バスから降りると、いきなりたくさんの人に囲まれて、フランス語で話しかけられるが、理解不能でどうしていいか分からない。ここでガイドを雇って、トレッキングに出発しなければならないが、まずは英語の話せる人を探さないとダメそうだ。
すると、一人の男が「オフィスで入場料を払ってくれ」と言ってきた。アンボシチャの自称ガイド達から、アントエチャに着いたらザジーを探せと言われていた。「ザジーという男を知ってるか?」と聞くと「俺がザジーだ。今日、日本人が来ると連絡をもらったよ」と話した。どうやら、あのアンボシチャの自称ガイド達が連絡してくれていたようだ。4000アリアリ(132円)の手数料にしては、かなりいいサービスだ。
ザジーと一緒にオフィスに行き、入場料を払うと「俺の弟がガイドをする」と言ってきた。「え!あなたじゃないの?英語は大丈夫?」と聞くと「問題ない」と言うので、それで行くことに決まった。
ザジーの弟が準備している間に、食堂でご飯を食べ、ここに置いていく荷物を分け、食料をバックパックに詰めた。アンボシチャの自称ガイド達の勧めるままに人参や玉ねぎ、キャベツ、トマトを大量に買ったので、すごい重さだ。玉ねぎやキャベツはわかるが、普通に考えてこんなに人参は食べないだろう。
30分ほどして、ザジー弟がやってきた。食料を確認してもらうと、パンが足りないと言い、すでに4本持っていたが商店で更にパン4本を買い足した。二泊三日でどうやったら、フランスパン8本も食うのか不明だ。米と芋は村で帰ると聞いたのだが。
全ての準備がおわり、12時に村を出た。バックパックはザジー弟が背負ってくれたが、それでもザジー弟は歩くのが早かった。ザジー弟は英語があまり上手くなく、かわった話し方をした。スゴい体力だねと言うと「ミー ザファマニリ ハビタット。ノー プロブレム」と答えた。ザファマニリに住んでいるから、これくらい問題ないということだろう。ザジー弟とは何とか意思疏通できたが、何故か熱いと冷たいを英語で反対に覚えていて、コーヒーをいれようと言うといつも「コールドウォーターを作る」と言って、混乱を呼んだ。
三時間半くらい歩いて、キドドという村に着いた。キドドは小さな村で、全ての建物が伝統的な住宅だった。周りは村以外に何も人工的な物は見えない。ザファマニリ特有の木彫りの幾何学模様が彫られた扉がどの家にも付いている。女性達は食物の茎を編んだ帽子を被っていて、編んだ髪を後ろで纏めている。信じられないような光景だ。
村の中に入ると、皆こっちを見てきた。子供達は追ってきて、家の影からこちらを伺っている。よっぽど外国人が珍しいのだろう。
キドドが気に入って、ここに泊まりたかったが、ここにはツーリストを泊めてくれる家がないと言うので、次の村、ファリアリブを目指すことに。
ファリアリブへはさらに一時間の距離だった。ここの村も到着すると村人から好奇の目を浴び続けた。
今夜泊まる家に着くと、ザジー弟はさっそく調理を始めたが、何を作るか分かってなさそうだ。さらに、ここの家の人の分も作らないといけないと話しだした。それは聞いてない。それだと食料は足りるか怪しくなってくる。
取り合えず、野菜を切って、スープにしようと言って、切り始めてもらった。さらに村から米を買って、炊くことにした。ザジー弟は
鶏を買うか?と聞いてきたが、1羽単位でしか買えなく、20,000アリアリ(660円)もするのでやめた。買ってもこの家の家族と分けないといけない。
ファリアリブはキドドに比べると大きく、トタン屋根の家も少しだがあり、そこまで感動はなかった。それでも、ツーリストが頻繁に訪れている感じはなく雰囲気は悪くなかった。お世話になった家の周りは、ザジー弟が言うところの「ハウス トラディッショナル」が密集していて、それっぽい一角だった。一つ問題はこの村にはトイレが無かった。ザジー弟もその辺でいつもするように、村人たちもところ構わずといった感じだ。そんな所なので、同然、電気はなく、部屋には蝋燭を置いてくれた。空には信じられないくらい星が見える。久しぶりに月の時間がマッチしたようだ。星は月が出ていると明るくてあまり見えない。月が出る時間が遅いとこれくらいの時間でもたくさんの星が見える。
ザジー弟と夕飯を食べるとあとは何もすることが無かった。まだ七時半だが、あとは好きなだけ星を眺めて寝るだけだ。