昨日ようやくビシャラの家を出て、西海岸のフリック・オン・フラックへ移動した。何故あの家にあんなに長居したのか自分でも分からないが、今はどこか晴れ晴れとした気分だ。
フラック・オン・フラックには四キロにもおよぶ長いビーチがあり観光客が長期で滞在する場所だ。さぞかし宿代も高いのかと思ったが、意外にも800ルピー(2,160円)でサービスアパートが見つかった。キッチンも付いていて、部屋も広く快適だ。ビーチ沿いではないが、歩いて5分で着くので不自由はない。近くには大きなスーパーもあり、買い出しにも便利だ。
南側のビーチ沿いには高級リゾートホテルが並び、商店やレストランもないので、宿泊者専用のようになっている。ただ、フリック・オン・フラックのビーチは何処も綺麗なのでワザワザそこまでいく必要もない。
今日はモーリシャスの南東にあるラ・モーン山に登ることにした。ここが登れることは知らなかったが、旅行代理店に聞くと片道二時間くらいで登れるという。問題は登山口までのアクセスだが、近くまではバスで行けるということが判明した。
行き方はまず、バスでカスカベに行く。発音が埼玉県の春日部と全く同じで始め「え?」と聞き直したが、Cascavelleと書く。クレオール語と呼ばれるフランスの崩れた言葉を話すモーリシャスの地名は綴りと発音が英語とはかけ離れたものが多いので分かりにくい。この前までいたペニ・マニョはPlaine Magnienだ。
フラック・オン・フラックには四キロにもおよぶ長いビーチがあり観光客が長期で滞在する場所だ。さぞかし宿代も高いのかと思ったが、意外にも800ルピー(2,160円)でサービスアパートが見つかった。キッチンも付いていて、部屋も広く快適だ。ビーチ沿いではないが、歩いて5分で着くので不自由はない。近くには大きなスーパーもあり、買い出しにも便利だ。
南側のビーチ沿いには高級リゾートホテルが並び、商店やレストランもないので、宿泊者専用のようになっている。ただ、フリック・オン・フラックのビーチは何処も綺麗なのでワザワザそこまでいく必要もない。
今日はモーリシャスの南東にあるラ・モーン山に登ることにした。ここが登れることは知らなかったが、旅行代理店に聞くと片道二時間くらいで登れるという。問題は登山口までのアクセスだが、近くまではバスで行けるということが判明した。
行き方はまず、バスでカスカベに行く。発音が埼玉県の春日部と全く同じで始め「え?」と聞き直したが、Cascavelleと書く。クレオール語と呼ばれるフランスの崩れた言葉を話すモーリシャスの地名は綴りと発音が英語とはかけ離れたものが多いので分かりにくい。この前までいたペニ・マニョはPlaine Magnienだ。
カスカベからはバスでラ・モーン行きに乗ればよいのだが、問題は何処で降りるかということだ。何処から山に登るか分からないし、バスがどれくらい登山口の近くを通るかも分からない。運ちゃんに「ラ・モーン」と伝えてあったからか、山を通りすぎて、南側の海沿いで降ろされた。そこにはラ・モーン ビレッジという看板がある。う~ん。村も同じ名前だったかー。遠くにラ・モーン山が見えるということは登山口は遠そうだ。
取り合えず村人に登山口を聞く。「英語が分からないからあっちの男に聞け」と言われて、話をしている二人組に聞くと「今から客を登山口にピックアップに行くからタダで乗せてやる」と言って登山口まで乗せてくれた。距離的には歩かなくて良かったーという距離だった。
お礼を言ってから、中に入った。他にもぽつぽつと観光客が登っている。ここで一人だけサンダルで来ていることに気がついた。てっきり階段でも整備されているのかと思ったが、皆運動靴だ。中にはトレッキングブーツの人もいる。まーそこは技術でカバーすることにしよう。
45分ほどでView Pointがあった。西側のラグーンが見える。スゴい色だ。モーリシャスのラグーンは半端ない。ブルーベイもそうだし、フリック・オン・フラックもビーチから1キロ以上も浅瀬が島を取り巻くように広がっている。
更に先に行こうとするとロープが張ってあり、横の看板には「DENGER EXPERIENCED CLIMBER ONLY」と書いてあった。サンダルで来たのは大間違いだったようだ。どうしようかなーと看板を眺めていると、後ろにいた観光客を連れているガイドらしき男が、顎で行ってこいと合図した。これはきっと脅しで大したことないのだろうと判断。ロープを跨いですすんだ。
少し茂みを進むと、急な岩場に出た。結構長い登りだ。岩にはロープが固定してある。これは登山経験がなければビビってしまう角度だろう。ロープを掴みながら足元に注意して登る。後ろには青いラグーンがよく見える。登りきると今度はロープのない登りをジグザグに進み、岩山の側面をトラバースした。また所々ロープがある急な登りがあった。この辺りで南側のラグーンが見えた。こっちのラグーンはすぐ真下にあり、よく見える。単にエメラルドグリーンというわけでなく、白っぽい所や、黒いドットなどかなり表情の豊かなラグーンで大きさも何キロにも及んでいる。
そこからまた西側へ折り返し、最後の登りを登りきると鉄のトラスでできた十字架が建つ頂上に達した。目の前には南側のラグーンが遮るものなく広がっている。ラ・モーンのある半島の先が見え、その先端付近の遠浅の海の模様は、まるで海底にある滝のように水が海の中に流れ落ちているように見える場所があった。これが噂に聞くモーリシャスの幻の海底の滝だ。本当は逆側から、つまり海に上からこちら側を見るとベストなのだが、それにはヘリに乗る必要がある。まだ、あまり外国人には知られておらず、たまに日本人がヘリをチャーターしてワザワザ見に行くらしい。こちら側からはちょっと滝には見えないが、滝に見えるかどうかどうでもよくなるくらい、ここからの景色は素晴らしかった。半島の先端の海底滝から右には島に沿ったラグーンが続き、左には大きな湾になったラグーンが、様々な模様を作り出している。ラグーンの外は地平線まで真っ青の海で、その上には水色の空が始まっている。こんな景色を見たのは始めてだ。
岩に腰かけると、誰もいない山頂は風の音しか聞こえない。ラグーンの上の雲の陰が、ゆっくりと動いてラグーンに模様をつくる。半島の左側にはカイトサーフィンを楽しむ人が沢山見える。きっとこの半島のビーチも素晴らしい事だろう。ここはアフリカで一番の海だ。
取り合えず村人に登山口を聞く。「英語が分からないからあっちの男に聞け」と言われて、話をしている二人組に聞くと「今から客を登山口にピックアップに行くからタダで乗せてやる」と言って登山口まで乗せてくれた。距離的には歩かなくて良かったーという距離だった。
お礼を言ってから、中に入った。他にもぽつぽつと観光客が登っている。ここで一人だけサンダルで来ていることに気がついた。てっきり階段でも整備されているのかと思ったが、皆運動靴だ。中にはトレッキングブーツの人もいる。まーそこは技術でカバーすることにしよう。
45分ほどでView Pointがあった。西側のラグーンが見える。スゴい色だ。モーリシャスのラグーンは半端ない。ブルーベイもそうだし、フリック・オン・フラックもビーチから1キロ以上も浅瀬が島を取り巻くように広がっている。
更に先に行こうとするとロープが張ってあり、横の看板には「DENGER EXPERIENCED CLIMBER ONLY」と書いてあった。サンダルで来たのは大間違いだったようだ。どうしようかなーと看板を眺めていると、後ろにいた観光客を連れているガイドらしき男が、顎で行ってこいと合図した。これはきっと脅しで大したことないのだろうと判断。ロープを跨いですすんだ。
少し茂みを進むと、急な岩場に出た。結構長い登りだ。岩にはロープが固定してある。これは登山経験がなければビビってしまう角度だろう。ロープを掴みながら足元に注意して登る。後ろには青いラグーンがよく見える。登りきると今度はロープのない登りをジグザグに進み、岩山の側面をトラバースした。また所々ロープがある急な登りがあった。この辺りで南側のラグーンが見えた。こっちのラグーンはすぐ真下にあり、よく見える。単にエメラルドグリーンというわけでなく、白っぽい所や、黒いドットなどかなり表情の豊かなラグーンで大きさも何キロにも及んでいる。
そこからまた西側へ折り返し、最後の登りを登りきると鉄のトラスでできた十字架が建つ頂上に達した。目の前には南側のラグーンが遮るものなく広がっている。ラ・モーンのある半島の先が見え、その先端付近の遠浅の海の模様は、まるで海底にある滝のように水が海の中に流れ落ちているように見える場所があった。これが噂に聞くモーリシャスの幻の海底の滝だ。本当は逆側から、つまり海に上からこちら側を見るとベストなのだが、それにはヘリに乗る必要がある。まだ、あまり外国人には知られておらず、たまに日本人がヘリをチャーターしてワザワザ見に行くらしい。こちら側からはちょっと滝には見えないが、滝に見えるかどうかどうでもよくなるくらい、ここからの景色は素晴らしかった。半島の先端の海底滝から右には島に沿ったラグーンが続き、左には大きな湾になったラグーンが、様々な模様を作り出している。ラグーンの外は地平線まで真っ青の海で、その上には水色の空が始まっている。こんな景色を見たのは始めてだ。
岩に腰かけると、誰もいない山頂は風の音しか聞こえない。ラグーンの上の雲の陰が、ゆっくりと動いてラグーンに模様をつくる。半島の左側にはカイトサーフィンを楽しむ人が沢山見える。きっとこの半島のビーチも素晴らしい事だろう。ここはアフリカで一番の海だ。