昨夜は宿にいた南アの白人たちと夜までお酒を飲んだので、朝起きると軽い二日酔いだった。今、カテドラルピークの登山口まで乗せてくれている白人の男二人とプレトリアから遊びに来ていた女の子たちが、夜まで騒いでホテルの警備を困らせた。夜中に裸で芝生を走っていたらしい。
そんなわけで宿を出たのも、登山口に着いたのも遅れて、歩き出したときには11時だった。アンディは片道10キロで高低差は600m程しかないといっていた。登山の説明と地図とGPSがあるので、問題ないと言うので、アンディに任せることにした。
が、この登山の説明と言うのがかなり、曖昧だし、彼の言う地図はGoogleMapでトレイルは載ってない。歩き始めるとすぐに迷い、すぐにかなりの素人だと判明した。仕方なくMapsmeを見てみると運よくカテドラルピークまでのトレイルが載っていた。
Mapsmeのトレイルは正確で、なんとか進むことができたが、アンディの彼女は山登りをしたことがないと言い、かなりゆっくりしか進めなかった。二時間くらい進むと開けた草原にでて、その上の丘の上で昼飯を食べた。既に500mは上がったはずだが、あと100mで頂上とはとうてい思えない。アンディに確認すると1660mだと言い出した。1600以上登って戻ってくるには11時出発は遅すぎる。何より彼女のペースでは暗くなる前に戻ってはこれないだろう。
彼女に「ここで待ってたほうがいいのでは?」と聞くと「キツいがもう少しだけ進む」と言った。
昼飯の後、また登りが続いて、そこで彼女は引き返して、ランチを食べたところで待っていることになった。これはアンディが、彼女が歩くのが遅くて、もっと早く歩けと言ったことで怒ってしまったからだ。そもそもなぜ彼女と一緒に登ろうと思ったのか理解しがたい。どう見ても彼女には無理だ。それを分かってて連れてきたなら酷いヤツだ。
既に13時半を過ぎていて、ここから1000m登って、日が沈む前に戻れるかはかなり怪しい。だが、彼女がいなくなったので、アンディとふたり、一気にペースを上げた。
Orange Peel Gapという急登を終え、稜線に出て、そこからは右手の谷を見ながらトラバースを進んだ。ここは斜度が殆どなく、ほぼ走るようにして進んだ。ガレ場の谷があり、そこを登ってゆくと右手に切り立ったピークが見えた。多分これがカテドラルピークだ。Mapsmeのトレイルはこのガレ場の上辺りで無くなっていた。かなりの斜度だし、最後の登りのルートが分からない。アンディは彼の読んだ説明だと右に巻くとあるから、右からだと言う。ガレ場からピークの右側へ回り込もうとするが、登山道らしきものはないし、垂壁に近い岩を登らなければならない。こんな所をツアー客が通るわけがない。
アンディに右は諦めて左側へ行こうといい、しばらく進むと登山道らしきものにつきあたった。多分これで間違えない。そこからは足場の悪い箇所や斜度のある岩肌の登りがあったが、なんとか梯子にたどり着いた。この梯子は事前に聞いていたもので、登山道があっている事を意味した。多分ピークまではそう遠くないはずだ。
梯子を登ると、そこからは分かりやすい道で、30分とかからずピークに到達した。長い登りだった。あいにくピークは雲で覆われていたが、下り始めると、ピークから下の景色は雲が晴れて眺めることができた。なかなかドラマチックな地形をしている。写真を取りながら下っていったが、アンディが彼女を待たしているので、殆ど駆け足になった。途中迷って、梯子の場所を探すのに手間取ったが、その後は来た道を下るだけだった。
アンディの彼女と別れた辺りで、アンディが大きな声で呼んだが、返事がなかった。既に5時を回ってしまっている。太陽も山の向こうに沈み、あと一時間で真っ暗になるだろう。
昼飯を食べた辺りで、再度呼ぶと、微かな返事があった。多分もっと下だ。更に呼びながら、下っていくと、トレイルの途中に立っているのが見えた。すれ違ってなくて本当に良かったと安堵の気持ちで一杯になった。
聞くと、5時を過ぎても戻らないので、暗くなる前に降りなければと、下り始めたと言う。その判断は正しく、彼女が歩き始めてなければ、暗くなる前に入り口に戻ることは出来なかっただろう。結局トレイルを抜けたのは6時で、既に暗くなっていた。あとは、南ア人の彼らが待っていてくれているかが、心配だった。3時半くらいに戻ると言ってきたので、帰ってしまった可能性もある。
だが、ゲートに戻るとゲートキーパーが彼らは敷地内のカテドラルピークホテルで、まだ待っていると教えてくれた。そして、ゲートキーパーがホテルに連絡をして、10分でゲートまで迎えにきてくれた。皆で抱き合って喜んだが、あと10分遅ければ、警備にレスキューを頼むところだったと教えられた。
南ア人の彼らは、ズット待っていてくれたので、帰りに夕食をご馳走した。カテドラルピークから宿までは120キロも離れていて、宿に戻ると夜11時を過ぎていたので、皆直ぐにベットへ向かった。今日は裸で芝生を走るヤツはいないだろう。
そんなわけで宿を出たのも、登山口に着いたのも遅れて、歩き出したときには11時だった。アンディは片道10キロで高低差は600m程しかないといっていた。登山の説明と地図とGPSがあるので、問題ないと言うので、アンディに任せることにした。
が、この登山の説明と言うのがかなり、曖昧だし、彼の言う地図はGoogleMapでトレイルは載ってない。歩き始めるとすぐに迷い、すぐにかなりの素人だと判明した。仕方なくMapsmeを見てみると運よくカテドラルピークまでのトレイルが載っていた。
Mapsmeのトレイルは正確で、なんとか進むことができたが、アンディの彼女は山登りをしたことがないと言い、かなりゆっくりしか進めなかった。二時間くらい進むと開けた草原にでて、その上の丘の上で昼飯を食べた。既に500mは上がったはずだが、あと100mで頂上とはとうてい思えない。アンディに確認すると1660mだと言い出した。1600以上登って戻ってくるには11時出発は遅すぎる。何より彼女のペースでは暗くなる前に戻ってはこれないだろう。
彼女に「ここで待ってたほうがいいのでは?」と聞くと「キツいがもう少しだけ進む」と言った。
昼飯の後、また登りが続いて、そこで彼女は引き返して、ランチを食べたところで待っていることになった。これはアンディが、彼女が歩くのが遅くて、もっと早く歩けと言ったことで怒ってしまったからだ。そもそもなぜ彼女と一緒に登ろうと思ったのか理解しがたい。どう見ても彼女には無理だ。それを分かってて連れてきたなら酷いヤツだ。
既に13時半を過ぎていて、ここから1000m登って、日が沈む前に戻れるかはかなり怪しい。だが、彼女がいなくなったので、アンディとふたり、一気にペースを上げた。
Orange Peel Gapという急登を終え、稜線に出て、そこからは右手の谷を見ながらトラバースを進んだ。ここは斜度が殆どなく、ほぼ走るようにして進んだ。ガレ場の谷があり、そこを登ってゆくと右手に切り立ったピークが見えた。多分これがカテドラルピークだ。Mapsmeのトレイルはこのガレ場の上辺りで無くなっていた。かなりの斜度だし、最後の登りのルートが分からない。アンディは彼の読んだ説明だと右に巻くとあるから、右からだと言う。ガレ場からピークの右側へ回り込もうとするが、登山道らしきものはないし、垂壁に近い岩を登らなければならない。こんな所をツアー客が通るわけがない。
アンディに右は諦めて左側へ行こうといい、しばらく進むと登山道らしきものにつきあたった。多分これで間違えない。そこからは足場の悪い箇所や斜度のある岩肌の登りがあったが、なんとか梯子にたどり着いた。この梯子は事前に聞いていたもので、登山道があっている事を意味した。多分ピークまではそう遠くないはずだ。
梯子を登ると、そこからは分かりやすい道で、30分とかからずピークに到達した。長い登りだった。あいにくピークは雲で覆われていたが、下り始めると、ピークから下の景色は雲が晴れて眺めることができた。なかなかドラマチックな地形をしている。写真を取りながら下っていったが、アンディが彼女を待たしているので、殆ど駆け足になった。途中迷って、梯子の場所を探すのに手間取ったが、その後は来た道を下るだけだった。
アンディの彼女と別れた辺りで、アンディが大きな声で呼んだが、返事がなかった。既に5時を回ってしまっている。太陽も山の向こうに沈み、あと一時間で真っ暗になるだろう。
昼飯を食べた辺りで、再度呼ぶと、微かな返事があった。多分もっと下だ。更に呼びながら、下っていくと、トレイルの途中に立っているのが見えた。すれ違ってなくて本当に良かったと安堵の気持ちで一杯になった。
聞くと、5時を過ぎても戻らないので、暗くなる前に降りなければと、下り始めたと言う。その判断は正しく、彼女が歩き始めてなければ、暗くなる前に入り口に戻ることは出来なかっただろう。結局トレイルを抜けたのは6時で、既に暗くなっていた。あとは、南ア人の彼らが待っていてくれているかが、心配だった。3時半くらいに戻ると言ってきたので、帰ってしまった可能性もある。
だが、ゲートに戻るとゲートキーパーが彼らは敷地内のカテドラルピークホテルで、まだ待っていると教えてくれた。そして、ゲートキーパーがホテルに連絡をして、10分でゲートまで迎えにきてくれた。皆で抱き合って喜んだが、あと10分遅ければ、警備にレスキューを頼むところだったと教えられた。
南ア人の彼らは、ズット待っていてくれたので、帰りに夕食をご馳走した。カテドラルピークから宿までは120キロも離れていて、宿に戻ると夜11時を過ぎていたので、皆直ぐにベットへ向かった。今日は裸で芝生を走るヤツはいないだろう。