ヌアディブからは3日続けての移動だった。ラーユーンからは12時間くらいかかって、アガディールに到着した。ここはもう西サハラではなく、領土問題を抜きにしてもモロッコになる。快適なモロッコのバスでも、もう移動続きでさすがに嫌になってきた。しかも、明日はマラケシュに行かなければならない。
ここまでくると景色は少し緑が混ざってきて、人工物も多くなってきた。アガディールの町はかなり大きく、市街地に入ってから、中心まではかなり時間がかかった。バスターミナルで明日のチケットを買い、限られた時間でビーチを見に行くために直ぐにホテルへ向かい、荷物を置いてビーチへ行った。
ビーチ沿いにはプロムナードがあり、飲食店やホテルが並んでいる。じつに久しぶりにマクドナルドやケンタッキーも見た。ビーチにもプロムナードにもたくさんの観光客がいる。しかも、殆どがモロッコ人の観光客だ。どうやらアガディールはモロッコ人の一大ビーチリゾートのようだ。町は古い建物があるわけでもなく、とてもモダンだし、ここにいるモロッコ人達は皆カジュアルな格好をしている。いわゆるモスリムの服をきていなく、ジーンズにシャツだっり、かなり欧米的だ。ダクラもラーユーンも女の人は皆、布で髪を覆っていたので、ここに来て一気に変わった感じがした。思わず、お前ら布かぶれーと叱ろうと思ったほどだ。
ビーチは幅があり、波がなく水際の砂が濡れて光っていた。夜になっても人は絶えず、プロムナードは賑やかだった。
宿も快適で久しぶりにガス式のホットシャワーで熱々のシャワーが水量を気にせず浴びられた。宿の周辺にはローカルなレストランやカフェがあり、滞在にもそれほどお金はかからなそうで、1泊ではもったいないなと思えた。
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